大木茂

祭りの準備の大木茂のレビュー・感想・評価

祭りの準備(1975年製作の映画)
3.4
「誰でも一本は傑作を書ける。自分の周囲の世界を書くことだ」

混沌とした邦画だよなぁ
脚本家の半自伝らしいけどこんな半自伝あってたまるか笑

序盤の説明不足が凄くて周回遅れしたけど
タマミ出てきたあたりからなんとなく雰囲気掴めてきたわ
タマミとオジイが強烈すぎたわ
原田芳雄演ずるトシちゃんがまたクセなんだわ
アニキなのかよく分からん不思議な関係だよな一緒に酔っ払ったり急に大金見せてきたり妹の身体綺麗にしたり
高知弁と字幕の無さが意味不明に拍車を掛けてる

竹下景子がボディダブルかな?と思ったら普通にトップレスになっとるやん…

やっぱタマミだよなぁ
一作品でこんなに多面性見せられると流石に感嘆せざるおえない
終盤の赤ちゃんの顔があなたに似てない?は女のナニカを感じる不気味で良いシーンだよね

主人公は逆マザコンによって籠に入れられた小鳥になっていて
その原因の一つに女好きの父がいて
勉強会で同級生のヒロインをどうにかしたいが年上に取られて
気狂になった娘もオジイに寝取られて…
でもそんな人生なのかもな
やっと契れだと思ったら火遊びというか火事起こして
ようやく上京の決心ついた駅でお尋ね者と化したアニキにバンザイで見送られるって…やっぱカオスだよ
大木茂

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