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ごろつきのmhのレビュー・感想・評価

ごろつき(1968年製作の映画)
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菅原文太に主演作がまだなかったころの高倉健主演作。
食い詰めた炭坑夫がキックボクシングでひと旗あげようと北九州から上京してくる話。
主人公年齢20歳前後だとしっくりくる話を、アラフォーのふたりが演じてるので、脳内修正が必要になるタイプ。
犬の世話のアルバイトや、ボクシングジムの娘との恋愛や、すっぽんのくだり。回りまわってありついた流しの仕事では健さん「網走番外地」「唐獅子牡丹」を熱唱するなど、前半は楽しい展開盛りだくさん。
子どもが交通事故にあうあたりから、急激に、そして雑に任侠度が高まっていく。ラストはいつものように長ドス振り回し大会に突入。
予告編では「殴る 蹴る 斬る」とうたってるけど、討ち入り中は斬ってるだけで、キックボクシングなにも関係ねー。
途中までは名作。後半は迷作の異色作。
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