コーエン兄弟が監督した2003年の結婚詐欺ラブコメ。
ジョージクルーニー演じる離婚案件専門の弁護士とキャサリン・ゼタ=ジョーンズ演じる結婚詐欺で財産を奪おうとする女の愛を描いたという感じだろうか。
冒頭のシーンはデヴィッド・リンチの「マルホランド・ドライブ」の不倫現場発覚シーンへのオマージュというかそのまんまで『まぁこういう映画ですよ』と言った感じの導入になっている。
これでちょっと期待したのだが、本作はいつものコーエンぽさは見え隠れするもののやや弱め。
何よりもストーリーがオーソドックスすぎる。
先の展開が読めてしまうし、普段の監督ならこのラストは無いはずだ。
これは脚本で関わっているロバート・ラムゼイとマシュー・ストーン別のコンビが要因として考えられる。そんな訳なので話というよりは要所要所のコーエン兄弟タッチとキャサリン・ゼタ=ジョーンズの美貌を楽しむ感じの映画だ。軽いノリでサクッと観れる一本。
