長靴を吐いたネコ

狼の死刑宣告の長靴を吐いたネコのネタバレレビュー・内容・結末

狼の死刑宣告(2007年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

※記憶保持が主目的の為ネタバレ全く自重していませんので、今後観る予定のある方は読まないことをお薦めします。
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【狼の死刑宣告】 (DVD)
2007年
総合評価 3.1 → ☆3.2

「シナリオ」 (1.0) … 4 → 4
「演出全般」 (1.2) … 3 → 3.6
「心理効果」 (1.5) … 4 → 6
「視覚効果」 (1.1) … 3 → 3.3
「音響効果」 (0.9) … 3 → 2.7
「教養/啓発」 (0.8) … 2 → 1.6
「俳優/声優」 (0.7) … 3 → 2.1
「独創性」 (0.8) … 3 → 2.4
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【ストーリー】
愛する長男を殺された副社長がリベンジで実行犯のギャングを殺すが、逆リベンジで愛する妻と次男まで殺されたので、更なるリベンジでギャングを全滅させる。あ、次男は生きてたかも。
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≪キーワード≫
洋画 アクション リベンジ

【魅力】
・王道的展開
・ラストシーン

【不満】
・王道的展開
・副社長が理不尽に強い

【印象に残ったシーン・台詞】
・妻と次男が殺されるシーン。
・ラスト、ギャングのボスとソファに相席するシーンと、家に返ってホームビデオ見返すシーン。
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【少し突っ込んだ感想】
オープニングからあからさまな王道的リベンジものを予想させる展開。その時点で、アットホームな伏線シーンは蛇足に見えてしまう。退屈で早送りしたくなってしまう。まあ、このへんはルーツを辿るとマッドマックスかそれ以前まで遡ると思うけど、映画の構成要素としては必要なのだけど、特に面白いひねりも感じなかったのが残念。

その後の展開もほぼ予定調和だったけど、妻と次男が殺されるのシーンは意外だった。元々その程度の展開は最初から予測はできたのだけど、そのシーンがあまりに後半過ぎて、忘れた頃にやって来た的な意外性があったのは評価に値する。時間的に、「ここで終わるのか!? (*゚∀゚)=3 ムッハー」とドキドキしてしまったが、残念ながらそこまで好みの価値観では無かった。

ただ、ラストのタクシードライバーのオマージュっぽい展開以降は悪くなく、印象に残る。前半が苦手でも最後まで我慢すれば、一見の価値を見いだせる作品だと思う。
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