⚠️ネタバレあり⚠️
とんでもなくエモいあらすじ。終盤のSFなシーンも迫力があってドキドキした。でももっと心に残ったのは、主人公と神父の会話。
「神のいない世界は考えられない。考えたくない」
「思いこみじゃないの？わたしは証拠がないと……」
「証拠か……パパを愛してた？君のパパだよ」
「心から愛してたわ」
「証拠は？」
言い返せない主人公と一緒に私も考えこんじゃった。大事な人を愛している証拠ってなんだろう？一緒に過ごした時間の長さかな？でもたぶん違うよな…。だって主人公は数回しか会ってない神父のこともすごく愛してるみたいだった。一緒に過ごした時間はお父さんよりも圧倒的に少ないのに。結局、愛してる証拠って、どんなスケールを使っても証明できないもののような気がする。
結局、宇宙人のコンタクトの目的は「他の生命体に会いたい」ってことだったのかな。最初は「ただ会いたい？それだけ？」と思ったけど、よくよく考えたら、地球人が他の生命体を探す理由も「会いたいから」だよなぁと気付かされた。それだけでめちゃくちゃ価値あるもんね。
でも主人公がファーストコンタクトをした証拠がほとんど無いまま終わったのは残念ではある……。もっと報われてほしかった。
