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「コンタクト」に投稿された感想・評価

まる

まるの感想・評価

3.8
現実的と思えるような心理的描写で、主人公の気持ちに添って終わりまで観た感じ。
半兵衛

半兵衛の感想・評価

3.9
すごい哲学的で納得させられる映画。音楽も90年代の映画ぽさがあって感傷的になる。宗教と科学は相反するものではない。共存し目標は同じである。なかなか賢い映画だと思う。
好きなことに没頭する。何が何でもやり抜く。そうすれば必ず叶う。
アロウェイ博士の信念が感じられました。どんなに妨害が入っても、常に前を向いて歩いていく姿がとても凛々しくていい。

そしてとうとう夢が実現。
なんて美しい!その一言しかありません。あの宇宙に比べたら、私達のなんと小さいこと。私達は宇宙に抱かれて生きている。
それを実感できたアロウェイ博士は、なんと幸せだったか。
私達もいつか必ずそれを実感できる日がやってくる。それを気長に待つことにしようっと。
地球外生命体とのコンタクトとかロマンすぎる。
無限に広がる宇宙には必ずいてると思うけど、見つかるのはまだまだ先になりそう。
ヴェガがとても綺麗で映画とは言え、少し感動した。
真理を探究する科学者って格好良いなぁって思った。
まず150分とかなり長い。
幼少期、研究初期段階、研究資金集め、信号キャッチ、世界宇宙フィーバー、暗号解読、宇宙探査員応募、まさかの事故、エリーの18時間。ここまで描かなきゃいけないのでそりゃ長くなります。
肝心の宇宙人とのコンタクトもたこ足、デカ目のビジュアルではありませんので、拍子抜け。ワームホールがまた長い。
SFというよりは宇宙に思いをはせる主人公とそれを取り巻く天地創造信者と名誉闘争。
終盤の調査委員会はハイライトです。

このレビューはネタバレを含みます

当時はすごい映像技術だったんだろうな。BGMがよかった。時代を感じる曲。いいスピーカーで聴いたらかなり音響に凝ってるのがわかりそう。
raintree

raintreeの感想・評価

4.0
エリー・アロウェイ博士が「詩人を送るべきだったのよ」と美しさに息をのみながら宇宙で体験したこともまた、ロバート・ゼメキスの他の主人公たち(フォレスト・ガンプやマーティ・マクフライ)と同様に、本質的には「時間」が宿すものではなく「空間」がもつ特性のうちに語られているように思います。その思いがどれほど父親との絆(きずな)によって支えられたものだったとしても。



It's beautiful. It's beautiful.
I keep saying that but I can't... my mind can't... words... should've sent a poet.
I'm a poet and don't know it...

綺麗。なんて綺麗なの。
そんなふうにしか言えない…私には言葉にできない…詩人を送るべきだったのよ。
私は詩人なのにそのことに自覚がない…



最後の「I'm a poet and don't know it」については、ボブ・ディランが「I'm a poet, and I know it」と何かのインタビューで反対の言い方をしていたことがあるようです。またこのフレーズでググってみると、英語圏の人たちが様々にアレンジしながらこの言い回しを使っていて面白く思います。もしかするとキリスト教圏に存在する信仰への態度が「自覚」と「無自覚」を鋭く分けようとしているのかもしれないと今のところ仮説的に思っています。

もしも僕たちがボブ・ディランのように詩人としての自覚をもっているならば、この映画に描かれるあらゆるものが象徴的なものとして映るはずです。

映画を観続けるということは、映画に映された世界のありようをめぐる1人1人の旅のように思うことがあります。ですから映画について語られた言葉は、ほんとうは映画についての言葉ではない。この映画に描かれるエリー・アロウェイ博士が宇宙で体験したものもまた、そうした光景に近いものだったろうと思います。

父親との絆をもとに地球外生命体の存在を信じ天文台での観測を続けていることは、僕たちがスクリーンという天文台に映し出されるものを観続けていることのように思えますし、その動機は(おそらくほとんどの場合は無自覚的に)エリーにとっての父親のような存在によって支えられているはずです。

また科学と宗教との対立に揺れ動く姿は、神なき世界に生きる僕たちがほんとうに信じられるものを映画のなかに探している姿と重なります。ときに映画は科学のように神の不在を鋭く描き出しますが、世間に流布する常識や道徳と対立することがしばしばあるはずです。そして地球外生命体から送られてきた設計図のマシンに乗ることは映画を観ることに等しく、ポッドが落下したわずかの間に体験した浦島現象のような時間は映画体験そのものと言えるように思います。

そのようにしてエリーが出会ったのは父親の姿をした地球外生命体でした。このことが表す象徴度はたいへん深く、僕たちも映画を観るときに実際に目にしているものは、必ずそれぞれの心の核心に宿っている存在の投影であるはずです。けれどそれは「外側」から見ても価値の測れないものです。

僕たちはエリーのようにそのときに観たことをレビューしようとします。しかしながら尋問会議にかけられたときにエリーが口にした言葉が無効とされたように、本来的に僕たちがレビューする言葉も無効なものだろうと思います。逆説的になりますが他人にとっては無効であればあるほど、映画体験としては深かったとも言えるからです。

けれどエリーが録画したポッド内での時間が8時間だったように、映画体験が有意な時間を刻んでいたことを僕たちは知っています。そしてエリーがその後も探求を続けたように、僕たちもまた映画を観続けることになります。



しかしながらここでもやはりロバート・ゼメキスが描いているものは、浦島現象としてよく表れているように「時間」ではなく「空間」だろうと思います。確かに8時間という物理的な時間は流れているのですが、人にとって重要な「意識の連続性」という意味での時間はほとんど流れていないからです。エリーは少女期から青年期を通して父親との絆のうちに信じていたものと「出会った」だけです。ですから彼女が移動したのは時間ではなく空間ということになります。

そしてこの作品に描かれるロバート・ゼメキスの「選択」とは信じ続けるということでした。

そうした意味ではエリーの宇宙体験と僕たちの映画体験はたいへん似た軌跡を描くことになるのですが、エリー同様に「空間」体験となる人もいれば、彼女とは異なり「時間」体験となる人もいるように思います。それはもしかすると「自覚のない詩人」(I'm a poet and don't know it)として体験するか、もしくは「自覚した詩人」(I'm a poet, and I know it)として体験するかの違いから生まれるようにも思います。

そして僕は思うことになります。映画という場所には詩人を送るべきだというふうに。
ファーストコンタクト物の金字塔。
原作を大幅にアレンジ。如何にもハリウッド映画な仕上がりになっているが、ラストの30分間は何回も観れる。

私的な体験だが、心身ともに疲れ切って床に倒れて意識が落ちた事があって、その時に宇宙空間に裸のまま放り出されて自分の肉眼で地球を見た事がある。圧倒的な空間の広がりと心臓の鼓動だけが聞こえる神秘体験だった。
あの体験が一体何を意味するのかは知らんけれども、次の瞬間に死ぬかもしれない宇宙飛行士に至っては、そりゃトリップ。所謂変性意識状態になりますわな。

スピーカーから流れてくる素数のリズムが良い。数字は宇宙の共通語ってのがそそる。
ノイズだらけの録画ビデオの再生時間が18時間経過していたのも機材のエラーかもしれない。それでも見たものを信じたいと言う信仰を超えた強い希求が何回観ても泣けてくる。
この頃のジョディーは無双です。
TK

TKの感想・評価

3.8
あの中国発SF超大作『三体』を完結編まで読み終えたら何だかコンタクトものが観たくなって久しぶりにAmazonプライムで視聴。後年『インターステラー』で主演するマシュー・マコノヒーが出てたんだぁ、あっちも父と娘の物語だったよなぁ、とか、宇宙で父と娘と言えば、本作で父の台詞として主人公に刻まれている言葉「スペースがもったいない」と同じ事をマシューマコノヒーが言うことによって主人公が彼に特別な感情を抱く所は『宇宙兄弟』でムッタが展示されてた宇宙服のヘルメット覗きこむ姿を父と重ねるせりかさんのシーンと似てるなぁとか、若干の脱線しつつも色々と思うところがあったけど、やっぱりラストの公聴会?みたいな所でのエリーの述懐が胸を打つ。あくまでも科学者であろうとしながらも、より大きな存在を感じずにはいられなかった、と涙ながらに訴えるエリーを演じたジョディ・フォスターって凄い女優だなあ、どんな演技の引き出しなんだよそれ、と。
シン・ゴジラが意外にもゴジラより人間達の動きがメインだったように、地球外知的生命体より、奮闘する人間達が物語のメインとなる作品。
良い意味で裏切られ最高だった👏
これは当時最新の映像表現だった映画公開時に観たかったな〜
ホント良い作品だった!
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