しゅん

コンタクトのしゅんのレビュー・感想・評価

コンタクト(1997年製作の映画)
3.7
この作品、僕は好きかもなぁ。

なぜアメリカは宗教と科学を対比したがるのだろうかという疑問は仏教徒である限りわからないだろう。
とはいえそれだけ多様な人々がいるのであるから、それを宇宙に当てはめて他文明の存在まで認めるのは飛躍しすぎだろうか。

本作では最終的に宇宙の存在と神の存在を別々にとらえ、あやふやにしたままラストを迎える。

最後のあっけなさというか、(百条委員会みたいな展開は好き)何を伝えたかったの?というところは、SFにありがちな答えで残念ではあった。人類は狡猾で野蛮だが尊いものだ、みたいなよくある帰結は少し臭いが、他文明もまた神の手のひらで転がされているのだ、と考えると面白いものがある。
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