以前「メッセージ」を劇場で観た時に、あぁもう一回観たいなぁって思ったのが本作でした。
しばらく間を空けましたが、様々な視点で共通項目みたいなのもあって接触物のSFとしてはたまらなく好きな作品です。
科学と宗教。
神を信じられるから目に見えずとも、データ化できずとも人の愛を信じられる。
理性を持って謎を追い求めることは真理にたどり着けると信じているからこそ希望を見出し探求する。
どちらも根拠のないスタート地点から"信じる"という点においては一緒なのだろうと思う。
フワッとした結びつけが難しいこの議題に対して、観終わった後にひっそりと感覚的に、また朧げに確かに、確実に"何か"がそこにあることを感じられる作品。
映像美も演出面でもとても幻想的で美しいです。
今見ても素敵作品。