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コンタクトのkurのレビュー・感想・評価

コンタクト(1997年製作の映画)
4.5
インターステラーよりは好きだな。同系統に近い「メッセージ」よりも面白く見た。実はこの映画を総括してしまうような言葉をアインシュタインが言っている。
「不可解のものが実際に存在し、最も気高き知恵と異彩を放つ美しさとして明白に表れているということを知ることは・・・その全体的な概形のみが貧しい我々の能力で理解できるというこの知識、そしてこの感情が・・・ 真の宗教的な感情の核である。」
アインシュタインがこの言葉をどういう文脈で言っているのか知らないが、この映画で面白いと思った「宇宙への畏怖という感嘆」という表現をしめすのに便利なので引用した。
この映画では現実的な宗教的要素が割とあるがそれはシミュレーションとしてのリアリティを示すために必要なものであって映画の核となる部分には何ら必要がないと感じる。そこらへんはやはり90年代の映画だなと神学者マシューマコノヒーにドーキンスの戦闘的無神論(うろ覚え断片)を口汚く罵倒させながら鑑賞した。
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