ペンバートン

コンタクトのペンバートンのレビュー・感想・評価

コンタクト(1997年製作の映画)
4.2
地球外生命体の存在を疑わず忍耐を続け、それが報われてもなお彼らを上位存在としてその技術力や科学力を信奉し、恐れることなく宇宙に旅立とうとした主人公エリーの姿を見ていると、無神論者を自認する彼女であっても「科学」というある種の宗教を信仰していたのだな、と感じる。

「科学」と「宗教」がひたすら二項対立的に描かれる本作において、地球外生命体とのコンタクトを媒介として「科学」の宗教的側面を提示しているのは面白い点だと感じた。