SFのくくりに入るのだろうけど、かなり深いテーマのドラマ。科学で証明しきれない宇宙とその現象にどう解決折り合いをつけるか、地球外知的生命体の存在に対する考え方、信じる信じないの論争。
映画のほとんどがジョディフォスター演じる天文学者とそのまわりの物語。
宇宙について研究しているとどうしても解明できることには限度があってその先についてはもう宗教的思考でしか考えられないんじゃないかと思っていたのだけど、まさにそのあたりが描かれていて、そういう点はリアリティ寄りだし、かといってまったくファンタジックな箇所がないわけじゃない。
適度にファンタジックでそれをうまく天文学者の考察や思考に絡ませているのが面白い。
宗教と宇宙科学、まったく違うものが遠いところで共通しているのが興味深い。
彼女はヴェガ星に行ったのか…?
いろいろ想像して自分なりに考えるのが良い映画。