このレビューはネタバレを含みます
ラストの海岸は、設定上は鵠沼だけど実際は茅ヶ崎海岸で撮ったとのこと。ということは、途中で映るよしずっぱりが生えた海岸も茅ヶ崎かもですかね?
鵠沼の別荘、胡座をかいてお母さんに話しかける次男・佐分利信がほぼ正面から映る(目線はお母さんの方だけど)場面、安心感がすごくて泣いちゃった。
仕草がかわいい。節子ちゃんがエプロンを投げ捨て、お母さんに嗜められてからヨシヨシする場面やら、お兄さんに縁談を持ち掛け部屋を去る場面、照れ隠しに壁掛けの鞄を叩いていったり。
何にもまして、通夜に遅れて帰ってきた佐分利信が帽子を頭に乗せる場面は、やばいですね。。。
メモ
参考「小津安二郎と茅ヶ崎館」石坂昌三