このレビューはネタバレを含みます
親不孝で不親切な兄弟に次男がブチギレる話。
次男が理想的な人物として描かれすぎな感じもするけど、一周忌の場面で三人だけが一緒に食事するシーンにはちょっと感動させられた。ブチギレる佐分利信の演技も見応えがあり、『クライマーズ・ハイ』とかの怒ってる堤真一みたいに見えてきた。
最初の家族写真のシーンからある程度家族の構成と次男のキャラクターを説明しようとする意図を感じる。主人公が遅れて合流するのも含めて『ゴッドファーザー』の冒頭みたい。
最後のカッコつけた終わり方も嫌いじゃないけど、急に恥ずかしくなったみたいにサラッと終わらせるのでびっくりした。
『晩春』が親子愛の話だとしたら、こっちは兄妹版みたいな感じ。(『晩春』ほど行き過ぎてる感じもしないけど)