まめもやし

アラバマ物語のまめもやしのレビュー・感想・評価

アラバマ物語(1962年製作の映画)
4.0
前半では子供たちに視点を置いて生活を描き、登場人物たちを描写していく。後半では裁判を中心に展開していく。激しいシーンとかはないが、非常に心温まるヒューマン映画だ。

この映画で描いている父親像は素晴らしいものだ。公平さと落ち着いた態度で正しいことをする父親。物語が進むにつれその意志は子供たちにも受け継いでいるんだと分かる。人種差別の激しかった時代と場所において公平さと自分の信じる道を貫いく。子供に言った、「人を理解するにはその人の靴を履いて歩け」という言葉は深く響いた。こういう父親になれたらいいな。

白黒映画でやや単調と感じるかもしれないが、いい映画であるのは間違いない。
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