ギルヲ

ケープ・フィアーのギルヲのレビュー・感想・評価

ケープ・フィアー(1991年製作の映画)
3.5
再鑑賞。30年ぶりくらいかな。
この、誰が見ても近づいてはいけないと分かる戯画的なサイコ野郎に現実味を持たせたデ・ニーロを褒めるしか無い映画ですが、他の配役も文句なしでした。ロバート・ミッチャムとグレゴリー・ペックという元ネタの主演二人が出てるのも粋な感じ。
難点は、ニック・ノルティ扮する弁護士サムに頭の良さが感じられないところで、事態を悪化させるチョイワル小市民ぶりには結構イラつくので、ちょっとだけどデ・ニーロの味方をしたくなる。バランスが悪いというか、デ・ニーロをモンスターに見せたいなら中途半端な脚本だと思いました。
それでもまー、面白かったです。元ネタ『恐怖の岬』も観なきゃ(と、初鑑賞時にも思った。今度こそ)。
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