Fisherman

ケープ・フィアーのFishermanのレビュー・感想・評価

ケープ・フィアー(1991年製作の映画)
4.1
デニーロの異常者ぶり、ニック・ノルティらしからぬ尊大なくせに小心者ぶりの演技は2人ともさすが。
マーティン・スコセッシの映像の見せ方は目が釘付けになる。

14年間のムショ暮らしで覚えた文字や法律は失った14年間の復讐であり、少しづつ追い詰めていく様は緊張感溢れ怖い。
どこまでも自分が偉い、金でなんとかなると思い込む小心者が警察や探偵に頼る男の焦り、恐怖が良く出ていた。

最後の嵐の船はやり過ぎ感もあるが、この家族にトラウマを抱かせることが目的だったかのよう。

「過去を引きずる事は、毎日少しづつ死んでいくことだ。」
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