だびー

ケープ・フィアーのだびーのレビュー・感想・評価

ケープ・フィアー(1991年製作の映画)
4.1
中学くらいの時に初めて観た時は、弁護士を逆恨みしてひたすらストーキングしまくる映画だと思ってた『ケープ・フィアー』。今観てみると、腰が抜けるほど面白くて思わず興奮。

私刑の結果の私刑の果てに、荒れ狂う波の中、船上で裁判を行うデニーロが判事として指名するのは我々観客だ。そして賛美歌と思しき歌を叫びながら沈んでいくデニーロと、手についた地を必死に洗い流そうとするニック・ノルティ。『沈黙』の後で観ると何とも理解しやすい、スコセッシの宗教・倫理観が全開の傑作。
だびー

だびー