KoheiShiozawa

ケープ・フィアーのKoheiShiozawaのレビュー・感想・評価

ケープ・フィアー(1991年製作の映画)
3.5
弁護士サムは狙われていた。14年前にあえて有罪にしたマックスに復讐されるのだ。

デザイナーで美人な妻と、陽気で16歳になる娘は、まだ事態の深刻さに気づいていない。文盲だったマックスは、14年の間に文字を覚え、法律家としての知識をつけ、周到に計画を練っていた。そして、飼い犬が毒殺され、不倫相手が襲われて…


もちろん、スコセッシのデニーロ映画は、間違いない。あと、「こいつのレベル感だと、このくらいだろ」となめて扱ってたら、あとからとんでもなく成長してきた感じの恐怖ってある…。特に、移民とか黒人の言及もあるけど、1960年代のオリジナル版は、そこら辺の恐怖も示してるのだと思った。

でも、最後のあたりの格闘シーンと演説シーンが長くて…。90分くらいの映画で良かったのではと…。

あと、個人的には「恐怖神」とか言っちゃうくらいなので、もっとつまらない事で執拗に復讐されるのもありかなーと。例えば、足踏んだとか、言葉づかいを間違えたとか。誰でもやっちゃいそうなこと。

それこそ、最初の映画館で彼のアイデンティティの葉巻を注意されて、ロックオンでも良かったかも。

その方が観客に身近だし、弁護士の弁護内容改竄が動機だと「私とカンケーなさそう」と興味を失いそう。