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クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズのYouのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

藤原啓治さんの訃報から2日後。
ロボとーちゃん観たので次に本作。
ガルパン やSHIROBAKOの水島監督が脚本。

映画館『かすかべ座』で映画を観て西部劇の世界ジャスティスシティに入り込んでしまった子供たちと野原一家。彼らは元の世界に戻れるのか……⁇
『夢の世界じゃないままならない現実に向き合うこと』を描く。

・最初の高オニのシチュエーションが5歳児じゃない。笑
警察に離婚にダメ亭主にオレオレ詐欺に闇金の取り立て。驚異のロールプレイング。笑

・マサオくんが苦労して歩いてるのを見て気づいた、高オニの設定が生きてる。笑
と思えばボーちゃんは違うようで。身体は5歳のまま子供たちは年月を重ねてしまったのか。忘れないように努力しているボーちゃんに感動した。

・あっという間に一月が経ち、ひろしもみさえもジャスティスシティでの生活に馴染んでいく。あれよあれよという間に2年間。映画の鍵に気づいたことで町民に活気が戻る。そしてカスカベボーイズの再結成。

・風間くんの本音。いや、愚痴。良い子に疲れ解放を求めていた5歳の男の子。現実の嫌な部分から逃れたくて、映画の世界に頼って、友達にも背を向けて、でも映画の世界に裏切られて。そんな中変わらず自分と友達になろうとしてくれる幼馴染に今度こそ心を開く。良かったね、風間くん。

・ロボとーちゃんよりアクション比重が大きくて敵が強い。割と絶望的な戦力差。その状況をひっくり返すのはかすかべ防衛隊の熱い心…‼︎中々に熱い。高らかな音楽をと爆発を背に敵に向かうのは水島監督ぽい。

・大人に向けたようなed。現実に帰ろうと訴えたしんちゃんが、再度映画の中に戻ろうとする。夢の世界じゃは魅力的だけど、現実に目を向けて頑張らなければならない。かっこ悪くても現実で生きる自分に花丸を。
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