ふっかー

カサンドラ・クロスのふっかーのレビュー・感想・評価

カサンドラ・クロス(1976年製作の映画)
3.7
他の方のレビューから気になって、初のお取り寄せレンタルで鑑賞。動画配信は未加入なので。

当時の豪華キャストで送るパニックアクション。
細菌に感染した逃亡中の一人のテロリストが、大陸縦断特急に乗ったことから車内で感染者が増加。乗客の命運は...。

本作は1976年の作品ですが、感染者の扱いの描写は今見てもリアルなのでは。
細菌がらみのストーリーはコスマトス監督の体験が元になっているそうです。序盤のあらすじだけでも事前に予習しておいた方がいいかもしれません。で、これアクション映画なのか?という疑問が途中で湧きますが、アクション映画でした!


そして今回の鑑賞目的は作曲家ジェリー・ゴールドスミスの音楽。ジョルジュ・パン・コスマトス監督とジェリー・ゴールドスミスが組んだアクション映画となれば、自然とその音楽に期待してしまいます。果たして...。

結論からいうと、地味でした💧
サスペンスパニックアクション映画にしては音楽は控えめな裏方に。ちょっと拍子抜け。まあ細菌や感染が題材ですし。ただその控えめな分、鉄橋を"音"で表現しており不気味さがより強調されていました。
同じゴールドスミスが担当でも、猿の惑星とカサンドラクロスとフォーエヴァー・ヤングとでは当然音楽は違う。ジャンルやストーリー、あと年代も違うから音楽も変わりますよね。

本作は彼のキャリアにおいてはブレイクのちょっと手前だったのかな。でも本作のヒットがあったからコスマトス監督も出世してまた二人が組むのかな。それにしてもランボーシリーズ3作の音楽は気合いが入っていたな!笑。演奏者のみなさんもありがとう。ちょっと思いを馳せてみました。

いずれにせよ今回ジェリー・ゴールドスミスの音楽に触れられて良かったです。
ふっかー

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