歌子

サウダーヂの歌子のレビュー・感想・評価

サウダーヂ(2011年製作の映画)
4.6
地方都市の若者の鬱屈というか社会問題は「SRサイタマノラッパー」で 十分描いたのかな~なんて思っていましたが、いやいや生ぬるかった。 外国人労働者問題、若者の雇用、地方経済の貧困なんかが、もうどちゃ~~~っと詰め込まれていました。多少長いかな?混沌としすぎ?という感じは否めませんが、かえってこの洗練のされてない感じがたまらんです。 人が、極度のナショナリズムに走るのは、
貧困に直面した時であったりするわけで、豊かな時はそういう思想はそ~んなに蔓延しないもの。(ドイツのネオナチがいい例です。)
日系ブラジル人たちが無職でも、失業手当で守られ、 土方で汗だくで働いても、働くほどダメになっていく日本人の労働条件など 本当に問題が凝縮された作品となっていました。
てか、まず監督さんがイケメン!w
歌子

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