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アウトレイジ ビヨンドのまのレビュー・感想・評価

アウトレイジ ビヨンド(2012年製作の映画)
3.7
アウトレイジ2作目。

先代が亡くなり前作ではナンバー2だった加藤(三浦友和)がトップへと上りつめ、前作では下っ端だった"インテリヤクザ"こと石原(加瀬亮)が若頭となり古株の親分たちはこき使われる…ヤクザも頭使わないといけない時代。。

関東最大の暴力団・大友組はますます勢力を拡大するが、不満を持つ者も現れ始める。。

前作の続きの話で本作では関西の暴力団も絡み関東VS関西の抗争が見もの。そしてこの抗争に決着をつけるべく"あの男"が帰ってくる…
この抗争を利用してやろうと悪徳警官(小日向文世)が再び悪だくみ…(一番悪い奴)

関西ヤクザ役で西田敏行も登場。「釣りバカ日誌」の"ハマちゃん"がドスの効いた関西弁で怒鳴り散らす様は迫力・貫禄充分でした。警官役には松重豊も加わり作品に重み・重厚を加える役者の起用が巧い。

目には目を、歯には歯を、暴力には暴力を、裏切者には制裁をって感じで、はじめはオラオラと調子に乗っていた奴らが後半はどんどん追い詰められ破滅していく様は気分爽快だった。

「昨日の敵は今日の友」「"友"と書いて兄弟・兄さん」的展開も良かった。前作に引き続き面白く人間模様は更に本作の方が良かったかも。
ま