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アウトレイジ ビヨンドのmayaのレビュー・感想・評価

アウトレイジ ビヨンド(2012年製作の映画)
3.9
面白かった〜。2部完結っていうのが惜しいくらい。もっと続編が見たい!ってなったけど、主要キャストが毎回ことごとく召されていくのでもうこれ以上は無理なんだろうなー。
前作で物静かなヤクザだった加瀬亮が、出世して今度は怒鳴り散らすヤクザに変貌してて、全然クールじゃなく、怖いというよりちょっとコミカルな悪役キャラでそれも面白かった。

数年前の映画なのに、貫禄あるヤクザの親分と対峙すると新井浩文、桐谷健太がまるで高校生のように見えてしまう。
可愛いチンピラみたいな。。
全く喋らないヒットマン役の高橋克典や、ボディガードから出世した田中哲司、警察では小日向文世の部下に松重豊が増えてたり、前作でいっぱい死んじゃった分新キャラも盛りだくさん。
西田敏行は関西のヤクザ役で想像通りの役柄。。

前作は全体的にクールな印象の映画だったけど今作は敵討ちの話がメインなのでクールというより人情味のある仕上がりになっている。
登場人物が多いしヤクザ同士の争いが複雑で、いろんな思惑が交錯する前作と比べると、一回見てる分、一体誰がどこの組で、誰と誰が味方同士なの?ってややこしくなることも無かったし見やすさで言えばビヨンドの方が分かりやすかった。

いままで特にヤクザ映画が好きだと思ったことは無かったけど、このアウトレイジシリーズはアメリカのマフィア映画とはまた違う味わいがあって繰り返し見ちゃいそうな2作品。
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