山奥の湖畔ゴールデンポンドにやってきた老夫婦は、夫の誕生日を機に家族との溝を埋めていく…。
実生活でも確執があったヘンリー・フォンダと娘ジェーン・フォンダの共演作。心温まる映画であると共に、死生観についても考えさせられる。
主演であるヘンリー・フォンダは、本作で初のアカデミー主演男優賞を受賞。しかも史上最高齢76歳での受賞だった。また授賞式の数ヶ月後に他界したことでも知られる。
もう1人の主演であるキャサリン・ヘプバーンは、この映画で史上最多4度目の主演女優賞を受賞。色々とやばすぎ。
役者陣が、自分たちの人生と照らし合わせて演じているように見えるのがまた魅力的。それを観ている自分たちにも刺さるものがある。自己投影するキャラクターによって、見え方が全然違うと思うし、感じ方も全然違うと思う。でも確実に刺さるものはあると思う。確実に。
