日本最大の暴力団・佐橋組の組長の死を発端に、跡目をめぐって若頭補佐の粟野と、若手実力者の中平の関係が悪化。そんな中、粟野組の門谷は幼馴染のコリアン実業家の栃野と再会し、組の抗争へと巻き込まれていくが……
実録！広島ヤクザ物語シリーズからリブート！！舞台を大阪に移した新シリーズ！
今をときめくキャストでのヤクザが見たかったため鑑賞。
“俺は生きざま、あいつは死にざまや”
一応脚本はオリジナル五作目完結編の高田さんが担当しているものの、完全別物のオリジナルストーリーだ。
舞台も広島ではなく大阪、時代設定も現代に移して新たな”仁義なき”抗争を描いている。
しかしチープな演出や臭い演技、下手な関西弁……とオリジナルと比べると残念な部分が非常に多い。
まぁ仁義なき戦いシリーズとは別物として見ればそれなりのVシネマとして楽しめる。
そう、あくまでVシネマ的なノリで期待せず鑑賞すれば今は有名な豪華強面キャスト達の共演や布袋寅泰の監督した音楽も楽しむことが出来る。考え方次第やで。
布袋の音楽がアツくて
ﾃﾚﾃﾝﾃﾝﾃﾝﾃﾝﾃﾝ……ﾃﾚﾃﾝﾃﾝﾃﾝﾃﾝﾃﾝ……
ﾃﾚﾃﾝﾃﾝﾃﾝﾃﾝﾃﾝ……ﾃﾚﾃﾝﾃﾝテテｯｯｯ!!!
デーッデーッデ！！！！
のあの有名なヤツ(伝われ)
がてっきりクエンティン・タランティーノ監督の『キルビル』で人気を博したのかと思いきや布袋さんが今作のために使っていたのか！だから音楽だけ無駄に気合が入ってるのね。
主演は色気爆発な豊川悦司。
なんか関西弁似合わねえなと思ったらゴリゴリの大阪出身で申し訳ない気持ちになった。
そしてもう一人の主演布袋寅泰。
曲だけ提供で良かったんじゃないかな？
コリアンで関西弁なんて複雑な役柄やらせるべきじゃなかった（笑）
あとは松重豊の眉毛薄かったり、佐藤浩市がかっこよかったり、哀川翔が雑魚だったり、岸部一徳か相変わらず悪いやつです。
オリジナルのファンが見たらガッカリするし、これをきっかけにオリジナルに行こうとも思えない残念な凡作。
布袋さんの音楽だけかっこいいから聞いたってやぁ〜(下手な関西弁)
ヤクザ映画好き、現代の仁義なき戦いを見たい方、そして布袋さんは役者向いてないんじゃないかなって方々にはオススメの作品。
