元気はつらつな吉永小百合が主演。高度経済成長期の川口が舞台。日本人と朝鮮人の関係とか、リストラとか労働者階級の生活保護の問題とか、50年も前の映画に描かれてる世界とは思えなかった。左翼思想のプロパガンダ映画と位置付けられてるけど、そんな先入観で作品を観てたらそうでないものもそうみえてしまう。
いい映画だった。朝鮮人の友達と離れ離れにならなきゃならなくて寂しがるとことか泣ける。男の子がお母さんと別れたくなくてしたある行動の結果が寂しすぎる。むかーしの日本の姿を映像で見られる貴重なフィルムとしても価値高いよ。