トランスマスター

ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFTのトランスマスターのレビュー・感想・評価

3.0
♯110 上履き

舞台は東京
主人公はレース好きなアリゾナ州の郊外で
問題を起こし少年院行きか在日米軍の父親の監督下で暮らすかの選択に迫られた
白人高校生ショーン・ボズウェル
転校先の高校は、黒人のトゥインキーや、ヒロインの美人JKニーラが居るなどインターナショナルな環境で一安心。
ある晩カマタというヤクザの甥っ子で
D.Kという異名を持つオラオラ系中国人タカシが主催するドリフト勝負にショーンは韓国人ハンから借りたシルビアで挑むのであった。

◆良い点/注目ポイント
・日本パートのヒロインJKを演じる
ダミアン・マーゼットの
デヴィ夫人のような目力が素敵です。
・妻夫木くんの指示でレースの掛け声をかけるアジアンエステ嬢のような
ニセGALのセリフ
「Lady」→「セットォー」で
一気に力が抜けます。
・千葉真一のヤクザ、柴田理恵の女教師、北川景子のガレージのクルーなど
技アリな配役も見所です。
当時であれば北川景子の役を、
海外ドラマ『フラッシュフォワード』で
ガレージのメカニック担当の役を英語で演じていた竹内結子にすればもっとセリフも沢山話せたはずです。
・小錦が入っていた墨田区京島の銭湯
→実在します。

◆改善点
・ヴィランのチンピラDKタカシの
カタコトな日本語
そしてその手下の金髪ライダースの
日本人離れしたアジア顔
まるで海外ドラマ『HEROES』のようです。
・渋谷駅発の地下鉄の車内のシートがボックス席…。

◆総括
渋谷駅前の街並みを丸ごと
セットで組んでしまうハリウッドの規格外の制作予算とパワープレイに脱帽です。
私は走り屋系の知識が全く無いのですが、
ドリフトのシーンは素人が見ても楽しめました。

-2022年110本目-