Kazuki

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パリ、夜は眠らない。(1990年製作の映画)
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独特なダンス「ヴォーグ」ってどんなスタイル?特徴や歴史をご紹介!
2022.02.22


ダンスのジャンルの一つである「ヴォーグ」をご存じでしょうか。



ダンスのなかにさまざまなポージングが取り入れられたスタイルで、他のダンスとは少し異なる特徴があります。
今回は、そんなヴォーグダンスについてまとめました。



「ヴォーグってどんなダンス?」「私もヴォーグを始めたい!」という方はもちろん、全く知らないという方も、その特徴や歴史を知ればヴォーグダンスに興味が湧くはずです。
ぜひ、最後まで読んでみてください 。





ヴォーグの特徴
まずは、他のダンスにはないヴォーグダンスならではの特徴について紹介します。



そもそもヴォーグって?
ヴォーグダンスという名前は、有名ファッション雑誌「VOGUE」に由来しています。



ダンスの中で行われたポージングがVOGUEのモデルポーズに似ていたことから、その名で呼ばれるようになりました。
ヴォーグダンスでは、ダンサーは大きく腕を動かしながら雑誌の表紙のようなポーズを決めるのが特徴で、ヴォーギングとも呼ばれています。



胸をしならせたり、腕を巻きつけたりとセクシーな振り付けはワックダンスとも似ていますが、ワックダンスに比べるとメリハリが強く、より機械的な動きや直線美が重視されるのが特徴です。
一方、足のステップについては複雑な動きがほとんどないため、ダンス初心者でも気軽に始めることができるのもヴォーグダンスの魅力でしょう。



三つのジャンル
現在のヴォーグダンスのスタイルは、大きく三つに分けられます。



ヴォーグダンスが誕生した1960年代から1980年代までのスタイルが「オールドウェイ」、1990年代前半から始まった「ニューウェイ」、さらに1990年代後半には新たに「ヴォーグフェム」と呼ばれるスタイルが誕生しました。



オールドウェイは、ヴォーグダンスが現在のように世間に広がる前のスタイルで、特に左右対称性や流れるような動き、ポーズの精度などで美しさが表現されていました。
一方、ニューウェイではより未来的な動きが追加され、手足のねじれを表す「クリック」や、手先や手首の独特な動きである「アームズ・コントロール」などパターンが生み出されています。



1995年頃から始まったヴォーグフェムでは、ジャンプやアクロバットなどの要素も加わった半面、それまで以上に女性のなめらかな動きが誇張されたダンススタイルとなったのが特徴的です。
今では世界中でヴォーギング大会が行われ、多くのダンサーがさまざまな要素をミックスさせた独特なダンスを披露しています。

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ヴォーグの歴史を知ろう
ヴォーグダンスの歴史は古く、1660年代まで遡ります。
ヴォーグダンスが誕生してから、どのようにして世界中で知られるようになったのか、順を追って見ていきましょう。



ボール・ルーム
ヴォーグダンスは、1660年代にニューヨークの「ボール・ルーム」で誕生したと言われています。



ボール・ルームとはいわゆる「社交ダンスの場」でしたが、ヴォーグダンスが生まれたのは黒人やラテン系同性愛者が集まるダンス・シーン。
彼らは今でこそジェンダーやセクシャリティ、人種の違いが世の中に受け入れられているものの、当時は社会の隅に追いやられる存在でした。



そんななか、1970年代には女性の姿で踊るドラァグパフォーマーが「VOGUE」のポージングをダンスに採用することを思いつきます。
実際に彼が踊ると、誰もが釘付けになるほどセクシーで印象的だったのだとか。
ヴォーグはそこから発展し続け、1880年代にはアメリカ合衆国の都市部にあるゲイ・クラブシーンでも広く踊られるようになりました。



マドンナの「VOGUE」
ヴォーグの存在を世に知らしめたと言われているのが、マドンナのヒット曲「VOGUE」です。
1990年この曲のミュージックビデオが公開されると、その独特なダンスは世界中で話題となり、多くの人たちが真似をするようになりました。
1991年にはヴォーグダンスを題材にしたドキュメンタリー映画「パリ、夜は眠らない。」が四つの賞を受賞。
ヴォーグダンスは瞬く間に世界中で認知され、その存在を確立しました。
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