『幸福の黄色いハンカチ』（1977）
監督：山田洋次
失恋して退職した欽也（演：武田鉄矢）は北海道に新車で旅に出て、網走でナンパし、朱美（演：桃井かおり）に出会う。また、勇作（演：高倉健）とも出会う。勇作は網走刑務所を出所したばかりであった。彼の過去とは。
邦画の名作。第1回日本アカデミー賞最優秀作品賞。なぜ彼ら・彼女らが名俳優と言われているのか。自分が生まれた時からそう呼ばれているのでその事実だけを受け止めていたが、本作を鑑賞して実力を目の当たりにした。
偶然出会った3人が数日間を経て腹を割って話せるようになり、人間的にも成長していく100分間がたまらなく尊い。正直勇さん何回「汽車で行く」って言うんだ笑と思いますが、これは未練と葛藤が勇さんの中にあったのだなと。
ピンクレディの「渚のシンドバッド」が車のラジオで流れる。そこで欽也が話題に出すのがキャンディーズ。The昭和という会話で最高ですね〜。「なごり雪」も。
映画の内容と関係ないですが、物価が…当時生まれてないんで詳しく知らないですが、欽也が「この間まずくて高いラーメン食ったの。500円だったの！」……2022年では1,000円超はまぁいいっかってなってます笑
ラストの感動シーンは映画を見ていなくても有名すぎて知っていますが、知っていても泣ける素晴らしいオチでした。
