ひろぽん

モテキのひろぽんのレビュー・感想・評価

モテキ(2011年製作の映画)
3.4
独身31歳のモテない草食系男子が「モテキ」を迎える。ニュースサイトのライターとして働き始め、憧れの雑誌編集者、清楚なOL、派手なガールズバー店員、職場の毒舌上司といった違うタイプの女性が彼を翻弄する葛藤を描いたラブコメディー。

ドラマ版『モテキ』の続編で主人公・藤本幸世の第2のモテキを描いた作品

ドラマは未視聴だけど、2nd童貞の幸世の第2のモテキに焦点を当てたお話でドラマを観ていなくも十分楽しめる内容になってる。

森山未來演じる幸世がサブカルオタクの拗らせクズ野郎で、絶妙なキモさが森山未來の演技力の高さを表現してる。

憧れの編集者に長澤まさみ、清楚OLに麻生久美子、派手なガールズバー店員に仲里依紗、毒舌上司に真木よう子と様々な系統の美人のハーレム状態だが、長澤まさみと麻生久美子がメインで登場するので実質三角関係に近い。

みゆき演じる長澤まさみのショートカットがグッとくるほど超絶可愛い!そして、アップでのキラキラした笑顔の破壊力が凄まじい…。水を口移しで飲ませるシーンはまさに童貞殺し。

個人的にはちょこちょこ登場する素子演じる真木よう子の毒舌キャラがめちゃくちゃ好き。「だから、童貞はっ!!」っていちいち関係ないことも童貞のせいにするシーンは本当に面白くて笑った😂

“愛することに関しては女はプロであり、男は素人である”

“弱ってる時のアイドルソングは麻薬”

“彼氏がいないって時は世界中がライバル、けどな彼氏がいる時はライバルはたった1人”

など数々の名言は心に染みる。

サブカル好きや、フェスが好きな人は色んなアーティストが登場するから好きそう。こういう系疎くてJUDY AND MARY、Perfume、星野源、ももクロ、スチャダラパーくらいしか知らんかった。笑
当時はまだ人気が出る前だったアーティストも数多く登場するからレアな映像。

映像に曲を流しカラオケのような歌詞の字幕をつけて、幸世の心の声と映像を融合させる演出が斬新で良かった!

ラストのスチャダラパーの『今夜はブギーバックfeat.森山未來』で、ライブのような終わり方のエンドロールがとても良い!ブログのような映像のエンドロールと共に流れる名曲と森山未來が本当に素敵。

切実に名女優たちとのキスシーンがある森山未來が羨ましい…。そして、森山未來と長澤まさみコンビは『世界の中心で愛を叫ぶ』を連想させる。
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