ハウルの動く城のツクツクボーシのレビュー・感想・評価

話の整合性やおとしどころはナンダコリャというしかないのだが（結局アイツ何？とか説明不足が多い）、演出描写は超一流というバランスのおかしい傑作。昔は前者の理由で好きではなかったのだが、今は後者故に好きにならざるをえない。なんとしかし美麗な背景だろう。

空を飛ぶ（歩く）シーンなんてそれはもう素敵。城内部のトランスフォームやどこでもドアみたいな玄関。魔法描写の飛躍感など何をとってもうっとりさせられる芸術品。