３回目なのに初めて観る感を覚えるのは画が濃密だからか。
初回は毎度周辺視野でみていて中心視野を見逃しているのだろう。笑 或いはその逆。
「千」と同じで、インテリア調度品演出の才が光りに光り、景色は毎シーンフェルメール調光如くの画力に圧倒される。やはりジブリは大画面がお得。景色とインテリアだけで腹八分感。
成人して見返すと細部まで斬新かつ新鮮で巨匠の知識量にガクブルになる。
千の坊の子供部屋と湯屋建築、ハウルのまじない寝室とドイツ風？町並。
スクリーンで観て全く記憶になかった前半を二度見で堪能した。
最近の彩度を異常に上げただけの２時間終始眩しいキラキラアニメ(笑)と違う点は、その絵画的部分。風、光、水、空気がアニメなりに確実に捉えられていて音と相俟った心理描写は印象派というより写実寄りな気も。
年増が若いイケメンへの恋活を推し活、と言い換え心の奥底に潜む我欲をうちわ笑 持って実際行動に充たしちゃう♡普遍的ラブストーリー。
蛇足すると、ジブリって声優陣の声が並べて小さく腹から声がでてないのか声と粗筋を拾い辛い。
腹筋のない現代病なのか。声質がピュアなのか。笑
