【戦場のピアニスト】、【潜水服は蝶の夢を見る】の
ロナルド脚本、ジョン・ハフ監督による、
【サスペンス・アクション】。
邦題通り、11歳のジギー(マーク・レスター)が、
大統領暗殺を偶々目撃する…。
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このプロットはいくつか製作されているが、本作は、
元祖【窓】を安易になぞらないオリジナリティも見える。
OPからは、サスペンス何て微塵も感じない青春映画⁈
って、テーマ曲。
そこから冒頭、ジギーの【1人遊び】が効果音付きで
少し楽しい。
ピッパ(スーザン・ジョージ嬢)が登場するも、
ママなのか、姉なのか、それ以外なのか、の構成が
良く分からない。グランパ(ライオネル・ジュフ
リーズ)は分かるんだけど。
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間も無く、ピッパは歳の離れた姉だと判明。
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今回のスーザン嬢(20)は、先日観た同監督作、
【ダーティー・メリー…】よりややポチャで、断然
可愛いし、ミニスカ衣装も良い。
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0.1加点。
いかにも◯◯⁈ぽいキモいグラサン野郎とその行動も
活かされ無かったのは少々残念(死に様は滑稽)。
そして、大統領のパレードで、まんま【◯◯K】
事件が起きる、、。
犯人は【意外な人物】で、最初から顔は明かすが、
その犯人設定の転がし方が上手いし、予想以上の広がり
を見せる脚本がテンポ共に楽しめる(思わぬ犠牲者も
多数出る)。
後に犯行動機の明かしもあるが、少し説得力には
欠ける。
恒例、本作の【70年代ポイント】は、パレードで
ピッパに一目惚れしたよそ者トム(ジェレミー・ケンプ
)と直ぐに意気投合し、外出禁止令が出た緊急事態で
ありながら、いとも簡単に家に招き入れ、のんびり⁈
しているパート。
あと、結構間の抜けた劇伴。
主題の子供対犯人というセオリーで観たら、減点に
なる⁈展開だが、その【殻】を破っているからこそ
可能になるクライマックスは、ぶつけ放題の珍しい
ボロボロカーチェイス。
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またもジョン監督は、カーチェイスがお好き⁈
唐突なラストは、ちょい雑⁈
で、本作のMVPは、、満場一致で、
面白くて元気で孫に優しい大佐グランパ。
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0.1加点。
*本作での特筆は、カメラワーク。
ズームイン、アウト、ロングショット、水面やバイクの
ミラーを活かした計算されたショット等、、バリ
エーション豊か、センスが素晴らしい!
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0.2加点。