小さな目撃者の作品情報・感想・評価

「小さな目撃者」に投稿された感想・評価

某国大統領がヨーロッパのある島に訪れるが、パレードの際に銃弾をうけて暗殺される。その場にいたジギー少年は、窓から狙撃を行った暗殺者の姿を目撃してしまったために、事件の露呈を恐れる暗殺者によって命を狙われ、戒厳令のしかれた町のなかを追い回されてしまう。
ジギーは、一緒に暮らしている灯台守りのおじいちゃんや、年が離れてて微妙な関係のお姉ちゃん、住み込みで働いている家政婦さん、お姉ちゃんと親しくなったよそ者の青年に、「殺人犯を見たんだ」と打ち明けるのだけど、もとから言葉が上手くなく大人との意思疏通が苦手な上に、日頃から嘘ばかりついている空想好きで虚言癖なところがたたって、周囲の人間がなかなか彼の言うことを信じてくれない。
女連中は「非常時に何ふざけてるの?!不謹慎な子ね!」とキツくあたる。こわい。もちろん子供が悪い奴らに追いかけられるのも恐ろしいが、言いたいことがうまく伝えられないことの歯痒さや、大人に頭ごなしに怒られる理不尽さなどを感じる場面には、ギュッと胸が苦しくなってしまう。このような、精神的に余裕のない様子の年上の女の人に少年が怒られるシーンをみると、自分の少年時代の記憶と重なってビクッと反応してしまって、どうしても直視できない。いまだに、金切り声で「黙ってなさい!」って言われたら泣いてしまうと思う。大人なのに。
誰も頼れずに逃げ回るしかないジギーだが、いつも彼の嘘に付き合っているおじいちゃんだけが真剣さに気付いてくれて、兵役の経験をいかして追ってくる悪党を相手取り、家族を守るため活躍する。
本作はアクションがかわいい映画で、地中海ののんびりとした田舎町の道路を激走するカーチェイスや、澄みわたる海と空をバックにした断崖絶壁の攻防など、オーソドックスながら、このロケーションならではの情景を打ち出しているので見応えがある。
それにしても、よく子供は正直だとか純粋だとか言うが、子供ほど嘘つく奴いないよな。俺の夏休みの絵日記なんて、明らかな嘘しか書いてなかったもん。実家に帰って昔のものを整理したときに、その日記帳のページを開いてみたら「きょうは、モアイぞうをみにいきました。とてもおおきい。」って書いてあって、もう力が抜けてしまった。その日にテレビだか漫画だかで覚えたことを実体験として書いてあって、そのあとに言い分けめいたデティール説明が付け加わるのだけど、この内容がまた本当にしょうもない。こんなもんロクな大人にならないわけだ。先生もよく怒らなかったよな。
映画の最後には、大人が子供の嘘と創造力を認めて、あたたかい目線に寄り添うのだけど、やっぱりモアイ像をみたなんてほざく小僧は、ぶん殴ってやらなきゃダメだ。
ともかく、子供がひどい目に遭ってしまう残酷な映画なので、あるキャラクターに用意されている無慈悲な結末は、容赦なさ過ぎて驚いてしまった。
hideharu

hideharuの感想・評価

2.1
2017.8.23 DVDを再見。

マルタ島って雰囲気が良いなあ。

子供を主演したサスペンスですが子供向きの映画ではないと思います。監督もディズニー映画なんかも撮っていたジョンハフですが幽霊屋敷ホラーの傑作「ヘルハウス」を後に発表してますし、なかなかのサスペンス演出だと思います。

狼少年が大統領の暗殺を目撃する。しかし周りの大人は誰も信じてくれない。展開としてはありがちな感じ。

結果的にはちょっとしたドンデン返しが有ったりもするけど全てが丸く収まってラストはちょっとコメディっぽく終わる。

それがとても納得できない❗️
とにかく後味の悪さは最悪です。
狼少年の言動と周りの、特に姉さんのせいで関係ない人を巻き込み死に追いやっているわけですから。

マークレスターの映画では「誰がルーおばさんを殺したか?」とか後味の悪いものが多いです。
『ヘルハウス』(1973)『ダーティ・メリー/クレイジー・ラリー』(1974)ですっかりファンになってしまったジョン・ハフ監督。
その二作より以前の本作は両作のいいとこ取りのサスペンスでした。

子供(マーク・レスター)が大統領の暗殺犯人を目撃してしまいそいつらから追いかけられる話。

『ヘルハウス』の洋館の雰囲気と顔のドアップショット、『ダーティメリー...』のカーチェイスが早くも本作で出てきています。

本作のハフ監督はヒヤヒヤさせる演出にとても真面目さを感じます。
変な手を使わない。
ソウなるだろうな?というところでソウなる。アアなったり、コウなったりしない。
なので後に製作した先の二作の方が捻りが効いていて出来ばえは良かった印象です。

マーク・レスター君は高校生の時に観た『小さな恋のメロディ』以来でお久しぶりでしたが、すみません、当時の私はジャック・ワイルド君の方のファンでした。笑
大介

大介の感想・評価

3.3

このレビューはネタバレを含みます

ストーリーは特にひねりや特別な描写もなく、けっこうタイトルそのままの内容って感じでした。

でも、個人的にはそこそこ緊張感を味わいながら観賞できました。中盤以降に少し粗が目立ったのはちょっと残念でしたね。

ただ、結果的にとはいえ、自分のお願い事のせいで友達の女の子が命を落としてしまうのに、ラストで笑顔を見せるのは違和感が拭えませんでした。

有名子役のマーク・レスターもよかったですけど、スーザン・ジョージがとても綺麗で魅力的でよかったです。

それからけっこうあのオープニングは好きな感じですね。
70年代に映画館で観た
小学生だったので、警察を信じられないと知った時、子供心にすごく怖くなった
Ray

Rayの感想・評価

3.1
周りの人が簡単に殺されていくのがかなり残酷だったな

子供が言ったことは聞き入れよう。

どこかで見たことがある顔だなと思っていたら小さな恋のメロディの男の子だったんですね。
切身

切身の感想・評価

3.4
多種多様な美男美女が。
肌の色が気になってしゃあない。
でもそれは本筋とは全く関係ないので深くは触れない。

マジで子どもかわいい。
小さな恋のメロディの子なのか。
知らずに借りた。
邦題が小さな目撃者なのに合点がいったよ。
子どもの世界はいつだってミステリーみたいなもんですよね。
わくわくドキドキ。
龍馬

龍馬の感想・評価

3.7
「小さな恋のメロディー」で一躍、子役で日本でも大人気になったマークレスターの人気の出る1年前の作品。

いつも「狼が来たぞ~」と嘘をついて村の人達を騙し、本当に狼が来た時には誰も信じてもらえなかったイソップ童話がありましたよね。

この主人公も、大統領暗殺の犯人を目撃するのですが、普段からみんなに嘘をついて楽しんでいるため、誰にも信じてもらえず、犯人から命を狙われるサスペンスの傑作です。

最近のサスペンス映画を見慣れている方には物足りないと感じるでしょうが、低予算でも映像の見せ方や脚本で、ここまで飽きずに楽しませてくれるのは、監督の手腕ですね。

日本では知名度は低いジョンハフ監督ですが「ヘルハウス」「ダーティ・メリー・クレイジー・ラリー」「ブラス・ターゲット」などの隠れたファンが多い監督です。

映画ファンとしては、こういう映画がDVDで見れるのは本当に嬉しいです。
bowzZ

bowzZの感想・評価

2.8
何か嘘つきのこういう童話があったような、とすぐに連想する。イソップ童話のオオカミ少年とか、着想もそのあたりからだったのでは。

大統領を暗殺した犯人を見たのはたった一人の少年。しかしその子は、家族に狼少年と言われる程のほら吹きだった!

-------------------------



「悪を呼ぶ少年」のような雰囲気に惹かれ、鑑賞。これは、別の意味で裏切られた!
低予算だから、荒いところは勿論あるし、はあ?ってところも勿論あるんだけどラストの茶目っ気にはにかんでしまう!
観てよかった!