ムーミーコロコロ

シンデレラマンのムーミーコロコロのレビュー・感想・評価

シンデレラマン(2005年製作の映画)
4.0
大恐慌のあとの今日食うにも困るようなギリギリの生活をしている人々。ブラドッグの家族もその煽りを受けている。働こうにも働き口がない。家族がばらばらになってしまう危険もあった。
でも、ブラドッグは息子との約束をしっかり守ろうとする。家族に対する愛情の深さが心にしみる。
そんな中、ブラドッグにとって絶好のチャンス到来。
彼は、街の人々の暗く沈んでしまいそうな気持ちを背負って立ち上がる。そして、家族のために。
体の底から湧き上がる闘志は、みんなを守りたいというそれだけなのかもしれない。
でも、奥さんにとっては生きた心地がしないだろう。後半は奥さんの立場に立って見てしまった。勝ってほしい。でも、無事に帰ってきてほしい。その気持ちを想像すると、胸が詰まった。
試合終了のゴングとともに緊張が一気に解けた。