メイデン

四十七人の刺客のメイデンのレビュー・感想・評価

四十七人の刺客(1994年製作の映画)
3.4
粉雪舞う季節はいつもすれ違いの巻

日本映画誕生100周年記念作品
12/14と言えば忠臣蔵です
これまでいろいろな忠臣蔵を観てきましたけど、たまには変化球をという事で
この作品は浅野内匠頭と吉良上野介の松の廊下での刃傷事件の描写をバッサリ切ってる異色作
浅野内匠頭がなぜ吉良上野介へ刃傷に及んだのかを明示していないのが特徴で、所謂様式美としての忠臣蔵ではなく、大石蔵之介と吉良側米沢藩上杉氏との知略戦略を巡るお話です
そもそも浅野内匠頭が吉良上野介に斬りかかった理由は史実としては不明であるので、そこを描かないのは全然構わないのですが、討ち入りの動機付けがよくわからなくなっててそこら辺の描写が弱く、さすがにここは有耶無耶のままでは良くないと思います
殺陣全般がイマイチなのも残念
高倉健が時代劇って珍しいって印象ですが、そのせいかどうかはわかりませんがどうも高倉健の大石蔵之介に違和感があり合ってないというか…殺陣も上手くないしなあ
宮沢りえはポチャっとしてカワユイ
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