メイデンさんの映画レビュー・感想・評価

メイデン

メイデン

パティシエ探偵ハンナ ~プラムプディング殺人事件~(2015年製作の映画)

3.4

出た!三角関係の巻

二作目
すぐ首突っ込むおせっかいパティシエ
ピンチになるのもお約束
前作同様ミステリーは風味だけのお気軽探偵物語で、今作はどうするどうなる三角関係の明日はどっちだ話を中心として展
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プー2 あくまのくまさんとじゃあくななかまたち(2024年製作の映画)

3.0

プーさん誕生秘話の巻

酷かった前作から明らかに予算が増えて普通の(?)B級ホラーに格上げされた印象
お金も増えて新たな著作権切れキャラたちでシリーズ化するならいいぞもっとやれって感じです
ただちょっ
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火宅の人(1986年製作の映画)

3.6

子供のあっちいけ!は最強の巻

檀一雄の長編小説で遺作
火宅とは、仏教説話(正確には「法華経 譬喩品」より)の用語で、「燃え盛る家のように危うさと苦悩に包まれつつも、少しも気づかずに遊びにのめりこんで
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パティシエ探偵ハンナ 〜チョコチップクッキー殺人事件〜(2015年製作の映画)

3.4

次はもうちょっと慎重にやる(前振り)の巻

コージーミステリーものですね
シリーズ一作目
本格的サスペンスミステリーというより明るく楽しく謎解き要素もあって気軽で観やすいです
ロマンス要素ありのライト
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シン・デレラ(2024年製作の映画)

3.0

必殺ガラスの靴アタック!の巻

老け顔シンデレラの時点で少々萎えちゃうゴアシンデレラですが、虐げられた人たちへのリベンジ大虐殺は爽快
いろいろ雑なストーリー展開でしたが見せたいのは後半のキャリーばりな
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花いちもんめ(1985年製作の映画)

3.7

キッスのお礼ですの巻

認知症介護のお話
家族がバラバラなのにそれでも献身的にお世話する十朱幸代が不憫でなりませんが、認知症によって家族が再生されていく皮肉
十朱幸代的にそれで良いのかとかそうなるかな
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ニンジャバットマン対ヤクザリーグ(2025年製作の映画)

3.8

ヤクザ低気圧接近の巻

ニンジャバットマンの続編
前作はいまいちハマらなくて残念でしたけど今作はさらにぶっ飛んでましたが面白かったです
ヤクザリーグってどんなタイトルだよと思いましたがなるほどそういう
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邪悪な国のアリス(2023年製作の映画)

2.7

遅刻は失礼の種の巻

説明的なのが多いのとホラーと言うには疑問なアリスインテラーランドでした
もちろんワンダーランド感も皆無
よくわからない世界観によくわからない展開とラストにある意味驚愕
だが嫌いじ
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お葬式(1984年製作の映画)

3.8

不謹慎な青姦の巻

4Kデジタルリマスター版
お葬式のあれこれをコミカルに、ユーモアを交えて描く人間模様
ホッコリクスクス、最後はしんみりと
こう観ると初監督作から伊丹節が垣間見れて凄いですね
今や家
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クレイヴン・ザ・ハンター(2024年製作の映画)

3.7

ハンター✖️ハンターの巻

結局どの作品もスパイダーマンと絡まずにSSU終了ですか?
こうなるとなんだったんだ感が拭えませんし、終わるとされてる割にこの作品も続けられそうなラストでしたがこれで終わりと
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ソウX(2023年製作の映画)

3.8

どうなっても成功する案件の巻

十作目
時系列的に1と2の間のお話
スピンオフやらリセットみたいな迷走もありましたが原点回帰というか初期のような面白さが帰ってきました
いろいろ伏線張って最後に回収
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侍タイムスリッパー(2023年製作の映画)

4.1

ゾンビ四谷怪談観たいの巻

侍が現代にタイムスリップなお話
またこんなチープなネタで、なんて観る前は思いましたが何回も吹いたかと思えばグッと泣けて面白かったですし、時代劇好きなのもあってなんか沁みてく
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モアナと伝説の海2(2024年製作の映画)

3.3

常に他の道はあるの巻

どうもイマイチ物語にハマらなくて前作のレビュー見たらハマらなかったって書いてあったので、このモアナの世界観と相性よくないということなんですかね
映像美で言えばさすがのディズニー
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ジグソウ:ソウ・レガシー(2017年製作の映画)

3.2

我々が死者を代弁するの巻

八作目
ジグソウの死から10年後のお話
またもジグソウの手口による事件が!ですけど、この作りならいくらでも作れる仕様すぎてちょっとなあって感じです
時系列ゴチャにしてラスト
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楢山節考(1983年製作の映画)

3.9

雪積もるの早すぎだろの巻

生と死のお話
閉鎖的なある村の生活
エッチしか娯楽がないような、ある意味原始的な生活の生々しさが衝撃的な生と死の繰り返し
この映画においては姥捨山のイメージはありますが、終
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アシスタント(2019年製作の映画)

3.7

コリャ大変だの巻

あるアシスタントの一日のお話
新人アシスタントに降りかかるハラスメントの嵐ですが、これがハラスメントが横行する映画業界の実態だとすると怖い業界ですね
憧れの業界との乖離に葛藤する姿
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ソウ ザ・ファイナル 3D(2010年製作の映画)

3.4

とうとうファイナルかー(棒)の巻

七作目
通常ゲームは前作の焼き直し的で正直微妙ではありましたが、もはやゲーム自体はどうでも良くて誰が後継者で裏でどう動いていたがの方に焦点を合わせにいってるので、そ
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蒲田行進曲(1982年製作の映画)

4.0

伝説の池田屋の階段落ちの巻

もう昔から何度も観てるくらい好き
コレがコレなもんで、でお馴染みの人情喜劇
THE昭和すぎますけど、テンポも良く笑って泣いてみたいな古き良き日本映画の人情噺
登場人物全員
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秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

3.6

なんですかまたマルチバースですか⁉︎の巻

予想外のファンタジックなお話で驚き
自然そのものみたいなサンス姉妹の仕草が微笑ましくて癒しを感じますね
最後まで観た上でのラストのハグはなかなかグッとくるも
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ソウ6(2009年製作の映画)

3.5

最後の要望を実行するの巻

六作目
箱の中身はナンジャラホイなお話
紙ベースだと人の運命でも簡単に答え出せるのにいざ目の前で人の運命を握るとキツイですね
そんなお話よりも(?)箱の中身が重要なわけです
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駅 STATION(1981年製作の映画)

3.5

デートでMr.Boo!選ぶセンス好きの巻

先日いしだあゆみさんがお亡くなりになりました
いしだあゆみさんと言えばブルーライトヨコハマが真っ先に浮かびますけど、映画だったらこの作品ですかね
出番は少な
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ミスト(2007年製作の映画)

3.8

宗教怖い
いや、宗教おばさん怖いの巻

胸糞で有名ですね
さすがにこのラストは覚えてるし強烈ですから一回観たら忘れられないかもですね
というか一回で十分な気はしますけど、その胸糞エンドに反してそれまで
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ソウ5(2008年製作の映画)

3.3

これ以上進むなという簡単なお仕事

五作目
いつものゲームはちゃんとありますが、そちらより前作までの成り立ちと経過、そして今後への伏線が主って感じでしょうか
面白さで言えば少々微妙で驚くようなラストも
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復讐するは我にあり(1979年製作の映画)

3.9

主いひ給ふ、復讐するは我にあり、我これに報いんの巻

5人の人間を殺した連続殺人犯榎津巌、この稀代の犯罪者の犯行の軌跡と人間像に迫るお話
殺人に詐欺にととんでもない男のお話でしたが、演技派ばかりの名演
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ザ・スーベニア:パート2/スーヴェニア -私たちが愛した時間、後に-(2021年製作の映画)

3.3

ペンの持ち方のクセがすごいの巻

Part Ⅱは前作の続きから
この二作品で一つって感じですかね
さすがに前作だけではダメ男とのしょうもない恋愛を経験しました、みたいなどうでも良いお話でしたから
そう
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スーヴェニア 私たちが愛した時間/ザ・スーベニア 魅せられて(2019年製作の映画)

3.2

母娘で母娘役の巻

クズ男に振り回される世間知らずな子的な構図ですけど、恋は盲目とはよく言ったもので惹かれてるうちはダメさ加減なんて少しも疑わないんですかね
それとも自分にはない価値観、自分とは真逆の
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ソウ4(2007年製作の映画)

3.6

いのちだいじにの巻

四作目
痛いグロいのオンパレードに、小出しにさせる伏線の回収や過去に触れる新事実
些か強引ではありますが、前作の終わり方からこう続かせるのかと感心します
1〜3までの唸る様なキツ
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.2

ウィーアーファミリーの巻

アカデミー賞作品賞か〜ってのが第一印象ですかね
マルチバースとかもうお腹いっぱいの上に、セリフでカオスカオス言ってるけどこの映画自体がカオスすぎてついていけない
言うなれば
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三屋清左衛門残日録 春を待つこころ(2024年製作の映画)

3.5

三月の鮠の巻

シリーズ八作目
もはや安定の、と言って良いでしょう
外れることなく面白いです
妙に鼻がきくというか事件のほうが寄ってくるというか、ご隠居がすぐ首を突っ込むいつもの探偵物語な展開と、若い
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ソウ3(2006年製作の映画)

3.7

赦しとはの巻

三作目
ここまで全てお話は繋がっていますが、今まで以上にグロ増しなので注意
ジグソウとアマンダの違いはゲーム内容からもわかる一本筋の通った信念
アマンダは精神の脆さが仇ですかね
ネタバ
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スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

4.0

信仰は特別なものの巻

事実に基づくカトリック司祭による性的虐待事件に関する報道の顛末のお話
タブーに切り込んで行くジャーナリズムの執念に、ヒリヒリするスリリングな展開で見応えあります
エンドロール前
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裸の拍車(1953年製作の映画)

3.6

Money makes me crazyの巻

五者五様思惑入り乱れる駆け引きの妙
まあ皆ゲスい
揃いも揃って金の亡者ですが、結構紅一点ジャネットリーの存在が効いてて緩和剤的役割になってる感じがありま
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ソウ2(2005年製作の映画)

3.8

座って話すだけの簡単なお仕事の巻

二作目
前作と繋がりもあり、さらに新たな展開を持ち込んで引き続き面白いです
一作目の衝撃には敵わないけど、今作のラストの伏線回収具合もなかなかえげつないものがありま
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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

3.4

炎に向かって翔べの巻

過去の栄光に囚われ抜け出せずにいる男のお話
ワンカット風しかも会話劇なのでなかなか疲労感の残る映画ではあります
現実と虚構の狭間で揺れ動くお話で気の抜けない展開なのも一因かと
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ウィンチェスター銃'73(1950年製作の映画)

3.6

千に一挺の銃の巻

モノクロ
名銃ウィンチェスターを巡る人生模様のお話
いろいろな人の手に渡るウィンチェスター銃のそれぞれのエピソードと巡り合う運命の歯車がカチッと合う様は面白いです
悪人たちを炙り出
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ソウ(2004年製作の映画)

3.9

生きるか死ぬか 選択は君次第の巻

初見はそらもうびっくらポンでありまして、かなり久しぶりに観るのですがオチなんか綺麗に覚えてるくらいの衝撃でした
お話自体もしっかり練られていてよく出来てると思います
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