ながの

四十七人の刺客のながののレビュー・感想・評価

四十七人の刺客(1994年製作の映画)
3.5
渋い。兎に角渋すぎる映画。
役者陣、BGM、ナレーション、硬質で堅実な画作り、すべてがかっちょいい。
刃傷の理由をはっきりさせないことで、討ち入りのための動きに謀略が入ってくるところが男心をくすぐってくるぞ!

ただ、突っ込みどころも結構ある。
柳沢吉保と色部又四郎が最初に刃傷を聞いたときに、なんか計画通りみたいな素振りを見せていたくせに、実際はそういうわけでも無かったところとか、それまで渋い感じだったのに、肝心の討ち入りがちょっと面白い感じになってしまっていたところとか……。
吉良屋敷がギミック満載とかでない方が個人的には良かったなぁ。

あと、赤穂浪人に情報流しておびき寄せるなら、しっかりすべての日で警戒しとけ。
なんで肝心の14日は警戒お休みやねん。
そんなに徹夜はイヤか!?

エッチなシーンは無し。

かると大石がデートした次の場面が家族との離別シーンだったんだけど、あの順番だと新しい女ができたから家族は邪魔になったようにしか見えないぞ。

2021年25本目
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