泳ぐたいやき

少年の泳ぐたいやきのレビュー・感想・評価

少年(1969年製作の映画)
4.5
家族を見捨てることができない少年の瞳に映る世界は、あまりにも薄汚く哀しい。だからこそ、一面の海、雪原が美しくも残酷に広がる。
最北端の地で風と雪に晒されてる様が、行き詰まっている一家の様を、末路を示しているようで。父と義母の事情も垣間見え、何だか憤りめいたやりきれなさを感じました。