素晴らしき神の慈しみよ
なんと美しき響きか
こんな悪人まで救ってくださった
かつて道を外れていた私を
神が見つけてくださった
見えなかった目も今は
開かれた
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18世紀のイギリス、奴隷貿易が国家の主たる収入源となっていた時代にそのことに心を痛めるような人間は政治を司る“統治者たち”において皆無に等しかった。
神と政治の道の境に身を置くウィリアム・ウィルバーフォースは迷いの末にそのどちらもを選び取ることにした。決して簡単ではない険しいその道の先に神が示す世があると信じ身を粉にして奴隷貿易廃止に人生を捧げる彼の周囲には、若くして首相となった友、作曲者であり奴隷貿易を行なっていた過去を持つジョン、そして良き理解者であり彼の人生の伴侶である美しい妻。
“見えなかった目も 今は 開かれた”
「どんなに有名でも 己を知らぬ者の人生は悲しい」
(フランシスコ・ベーコン)
「私の魂は 人として天国に召されるのか」
(エクィアノ)
「この世に宝が現れた 不可思議で全く新しい宝が」
(トマス・トラハーン)
「アフリカよ あなたの苦しみは私の心を捉えて離さない
その苦しみは言葉にできない どんな言葉にも」
「記憶は薄れても 2つの事実だけは忘れない
私は罪人で キリストは救世主だ
名前を思い出したいよ
私といる2万人の幽霊の
全員名前があった
美しいアフリカの名が
我々がサルで 彼らが人間だった」
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宗教が与える信心の良き現れ。
強く明確に信じるものがある、啓示を与えるものがある、指針となるものがあるということは時に人を類い稀なき偉人と呼ぶべき行いへと導く。
受け取る人間の心次第で全ては如何様にもなるとはいえここまで身を尽くすことができるというのが素直に尊敬です。生き様として眩しい。
・船着場でほとんどの人びしょ濡れで傘ささないのかとびっくり
・奥さんが赤毛で碧眼。好みのカラーリング
・カンバーバッチの臨終の涙で濡れた顔
・バグパイプのアメイジンググレイスよき
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神だよ
政治家として働くより
尻を濡らして芝に転がりタンポポや蜘蛛の巣に心ふるわせたい
神を見つけた?
神が僕をだ
アメイジング・グレイス