紀子3部分の系譜に連なる作品で、特に「晩春」とよく似ている。
「晩春」では娘の結婚を按ずる父親としての笠智衆が描かれていたが、ここでは父親の代わりに母親として、映画はカラーとなり、物語が転生されている。
しかも、「晩春」では妻をなくした父親が出てくるが、「秋日和」はその構造も継いでいる。
今までは娘役として登場してきた原節子が、未亡人の母親役として登場するあたりは感慨深いものがある!
小津作品は全部同じではなく、違いを楽しむのが乙というもの。
日本映画の三大巨匠!!!
最低限みておくべき10作品はこれ!(1930年代〜1960年代の日本映画も紹介)
https://narcos.hatenablog.com/entry/japanese-movie-ranking