小津安二郎監督の観る
七回忌法要に集まる学生時代
からの友人三人。遺された妻
と娘。妻は皆の憧れの的で三
人組は娘の縁談話を。。。
脚本 野田高梧/小津安二郎
数十年前に初めて観た小津映画。
…
残される母親のことを思って結婚に踏み切ることができない娘と、自分の寂しさよりも娘の幸せを願う母親。そんな美しい親子愛に比べ、「娘の方がいい」だの「いやお袋の方だ」だの下世話な話ばかりの間宮、田口、平…
>>続きを読む徹頭徹尾、下衆な老害3人組のせいで中盤まではただただ不快で面白みもない。それがラスト30分で突然面白くなる。岡田茉莉子最高。リベンジもののような爽快感。
画は当然良くて、特に最後、岡田茉莉子が帰って…
・今の御時世だと、炎上しかねないかもしれない。
・小津映画って全体的にはコメディチックで笑えるシーンもたくさんあるけど、ちくっと胸を刺す終わり方が多い
・昔は目に見えない普通の生き方を同調圧力で強い…
当時としても下品な男を描いていたと思うが、
現代だとそこを受け入れない人、強く反応する人はより多くなっているだろう。
僕ですら下衆だと思いました
でもそこがアクセントになっているのも事実。
僕はそう…
(観てから時間が経ってしまった...)
くだらんおじさんたちの会話、若い女性のパキッとした言動、柔らかくあたたかく見守る母。
相変わらずの小津ワールドをたっぷり味わえて大満足。構図も全部美しくって。…
最終的には、親から独り立ちする子といういつもの展開なのだが、その過程で受ける印象は軽やか。
それは、気の置けない男三人を主軸にした構成と、コミカルで物怖じしない百合子という名物キャラクターによるだろ…
やっぱり俺は、情けない男たちが大好きなんだよな
葬に始まり、婚に終わる
「私たちの友情ってものが結婚までのつなぎだったら、とっても寂しいじゃない?」という言葉へのアンサーが、悪友三(四)人衆の腐れ…
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