秋日和の作品情報・感想・評価・動画配信

「秋日和」に投稿された感想・評価

小津作品は世界的にも評価が高いが、あくまで娯楽性より芸術性が主と理解している。
その意味で、今まで落ち着いて観る気になれず、敬遠していた。今回初めて小津作品を鑑賞。世評通り、しっとり落ち着いた演出で良い作品でした。
丁度会社に入社したばかりの時代で、このような会社で、また家で、部屋で、鍵も掛けずに、いた記憶が蘇る。
若い人のレビューにセクハラ、女性隷属化等のコメントもあるが、時代の変化を感じる。
私には良き時代で、世の中は善人ばかりで、悪い人は一部と感じていた。しかし今は····。
Myca

Mycaの感想・評価

5.0
母の心境もわかるようになったことにしみじみ。
家の中でさえ絵のように切りとられ、そのシーンが繰り返されたり、奥行きの景色まで配慮されたバランスや、正面から語りかけられるカット割が新鮮で美しい。
上旬

上旬の感想・評価

3.8
【1960年キネマ旬報ベストテン 第5位】
ようやく小津映画の楽しみ方が分かってきた気がする。小津映画には「喪失と不在」というのが常にある気がする。この作品では原節子演じる秋子の死別した夫がそうだ。常に秋子の夫が影を落とし続ける。

同時にこの作品は今までに見た中で最も喜劇色が強い。男三人組が巻き起こすドタバタという風にもみえる。ただ今の基準でいくと娘と母どっちがいい女かとか下世話な話を繰り返したり勝手に結婚話を進めるなど女性軽視も甚だしいのだがまあそこは時代ということで…

カメラワークなど演出はいつもの小津作品なので特に言うことはないが、いつもラストカットが素晴らしいなということに気がついた。この作品のラストカットは秋子が一人残されたアパートの廊下なのだが、それだけで多くを語るのが凄い。

あと娘役の司葉子さんは原節子の正当後継者という感じでいいんだけど、それ以上に岡田茉莉子がすごい存在感。言ってることは正論極まりないしはっきりした美人で好きにならない方がおかしいくらい。
しを

しをの感想・評価

-
う!(なぎ)
同じ三人で葬式から始まって結婚式で終わる。おじさんたちの図らいは現代だとマジでキモいが会話のリズムがよすぎるし画面の切り替えもほんとうにスタイリッシュ。しかもみんなほんとうにかわいいんだよ〜
小津にカラー、鬼に金棒。もう何も並ぶものはない...

『晩春』を焼き回したかのような(それでいて全然違う)、テーマはいつも通り、娘の結婚による家族の離散なのだが..今回娘にとっての唯一の家族は原節子扮する母親のみ。ここが晩春の笠智衆扮する父親と紀子との関係に重なる(この場合は異性であったが)。原節子がかつて笠智衆の演じた役を見事に演じている!セリフも殆ど同じもので、ありありと『晩春』が思い出される。
カラー映画になったことで小津の密かな色彩への心配りも存分に味わうことができる。
「晩春」とほぼ同じストーリーながらも、微笑ましく観れる本作。小津作品の女優といえば原節子になるだろうが、岡田茉莉子も実に良い味を出していて魅力的。本作の演技はキュン死レベルである。凄い。
AM

AMの感想・評価

3.5
途中で娘に腹立つが、
思うようにされてるなあ〜
と思ってニヤついちゃう。
不安になるから面白いんじゃん。
べーだ。
フォルムが息子さんに似てらっしゃる
佐田啓二さん二枚目…
最後「平山君…」は凄い…
時代超えて、あんな胸張って生きていきたい。
時代とか場所とか見た目とかの環境のせいに
したくない。
ふーんだ。
かげ

かげの感想・評価

4.2
未亡人(原節子)とその娘(司葉子)の結婚の話(い つ も の)

 他の小津作品よりも主要登場人物の家庭をそれぞれ描いていたりして群像劇のような感じもある。

 原節子の死んだ夫の旧友の面白親父3人組が無駄に結婚話を混乱させるが、それがなんともおかしい。特にパイプをもらってくる件が最高すぎる。そこにチャキチャキの江戸っ子で娘の親友(岡田茉莉子)も加わってくるのだから堪らない。

他の小津作品でも見られる佐分利信の自然な笑顔とか岡田茉莉子のさっぱりしたセリフの気持ち良さ、嫌味だけどいやらしく無い中村伸郎の雰囲気とかすっかりファンになっちまったなあ。

 タイトルについて・・・秋日和はさわやかな秋の晴れの日を指す言葉、ただ映画に出てくる雲ひとつない天気はあまりにも澄んでいて空っぽで、母親としての責務を果たした清々しさと寂しさの意味があるのかなあ。
ハルカ

ハルカの感想・評価

3.5
「世の中ってよってたかって複雑にしてるけど、案外簡単なものなのかもしれないな」

司葉子が日本のオードリーですかってくらい美し過ぎて魅入った....う 美しすぎ.....原節子との親子なんて豪華すぎる.....この時代に生まれたかったなあって思ったり

でも私は小津作品は秋日和や秋刀魚の秋みたいに周りがチャチャ入れるものより、がっつり家族モノが好きだな〜
chico

chicoの感想・評価

4.0
晩春で娘役だった原節子が、母になっててビビる…。でもちゃんと母の顔だった。すごいなあ、原節子。
>|