秋日和の作品情報・感想・評価・動画配信

「秋日和」に投稿された感想・評価

Nasagi

Nasagiの感想・評価

4.2

このレビューはネタバレを含みます

お互いに相手のことを思っているからこそ自分から先に結婚することができない。2人の願いは同じでも立場がちがう。
親と子、ちがう立場(地点)から同じ方向を向く場合、それは平行線をたどることになってしまってつまりどうにもならない。そんな母娘を会話シーンでの空間上の配置、身体の向きと姿勢で表現している。

点P(母)→→→→→→→
  ⇕交わらない
点Q(娘)→→→→→→→

(数学クソ苦手だったから内心まちがってるんちゃうかと怯えてる)

不幸な伝言ゲーム

みんな自分が一番好きな人のために行動する
現代からしたら隅から隅までアウト!!!と叫びたくなる(憎めない)おじさま達をとびきりキュートに一喝してくれたゆりこさんの愛らしさ!
昭和を象徴するような色彩にうっとりしていたけど、「昭和らしい」んじゃなくて正真正銘「昭和を創った」側の作品なのかもなあとも思いました。
方眼

方眼の感想・評価

4.0
1960年。カラー3作目、色使いもこなれてきて強調を抑えている。同じセットで同じ角度で同じ役者が違う台詞を言うので、この微妙さをおなじみさんも作り手も楽しんで、ということか。佐分利信の昭和オヤジ臭さが強烈で、司葉子をとぼけていじめたりするところなんか、エロ爺すぎ。3バカの設定も含め、作る側の万能感がヒチコックともつながっている気がする。岡田茉莉子が快活でストーリーのアクセントになり、でもやっぱり原節子。ヤカンは黄色。
飯

飯の感想・評価

4.0
小津の映画3本連続観ちゃうと、世の中で一番美味しい白米3杯一気に食べてしまったような感じが出てくる。

今村昌平や大島渚をおかずにしないと。

このレビューはネタバレを含みます

久しぶりの安二郎。
そしてカラーな安二郎🌈

ホント、娘を嫁にいかすの好きやなーーーーー(≧∇≦)💦
どんだけ、いかすねん!!
ま、そんな時代でもあったのかな🤷‍♂️


今回は、未亡人の秋子(原節子)と娘のアヤ子(司葉子)…この三輪親子を主軸に物語が展開していきます。

亡くなった亭主の7回忌に、三輪の友人だった間宮、田口、平山が訪れ…ひょんなことから娘のアヤ子に結婚相手を世話してやる的な話が持ち上がります。

いやいや、今の時代だったらとんだ大きなお世話やーーーん(≧∇≦)💦
そんでまたこの3人の悪ノリオヤジーズがなんともかんとも💦
間宮は、冷静沈着さを装いつつわりとやんわり強引でかっぷくのよさも相まって目に見えない圧力過多のワイルドスギちゃん。
田口は、口八丁手八丁の調子の良さでスピード重視のネゴシエーターながら瘦せぎす親父ロッテンマイヤー風。
平山は、おとぼけヒゲオヤジで舞い上がったりシュンとしたりのスーパーマリオヒトラーもどき。
それが、ザ・悪ノリオヤジーズ‼️


そもそも、アヤ子には結婚願望なんてなかったのに…こいつらがおせっかい💦
こんなもん、マリッジハラスメントですからーーーーー(≧∇≦)‼️


そんなカオスな舞台にあれよあれよと引っ張り出されたのが…我らがミキプルーン兄さんのお父上、佐田啓二演じる後藤。


結婚には二の足を踏んでいたアヤ子は、間宮から紹介された後藤を…会わずして断るという暴挙に出ます🤣💦

後藤ーーーーーーー(≧∇≦)💦


でもね、なんやかんやで…その後いい感じになっちゃうわけよ!!
ま、映画だからね(о´∀`о)✨


そしたら今度は「母親をひとり残して嫁ぐのは気がひけるだろうから、母親のほうも再婚させよう!」みたいなことを企む間宮と田口、もとい…スギちゃんとロッテンマイヤー💦
相手はヒゲオヤジの平山に決定!!

…って、もう無茶苦茶やないかーーー(≧∇≦)‼️


でも、その話は秋子の耳には入らず…先にアヤ子が知ることに。
母娘の親子ゲンカ勃発🔥🔥
母親に対して不潔で汚らわしい的な発言をするアヤ子。アヤ子、言い過ぎやで🙄💦もう、お父さんのことはどうでもいいのね?と…。まあ、気持ちはわかるわい!
寝耳に水とは、まさにこのこと。
秋子にしてみれば、なんのこっちゃわけわからん💦って話。


ね?いい迷惑でしょーー??

これ、全部…悪ノリオヤジーズのしわざですから🤣💦
あいつら、とんでもねーな🙅‍♂️



さぁ、ついに…お待たせしました。いや、待たせすぎたのかもしれません。


アヤ子の会社の友だち…百合子(岡田茉莉子)が、アヤ子のために立ち上がります♬

悪ノリオヤジーズのもとに単身で乗り込んで、「これはいったいどういうことやねん‼️」と…遠山の金さんよろしく、派手に啖呵をきります!!
唖然とするオヤジーズの面々💦


ただね、めちゃめちゃ可愛いんだ…これがまた💕
若かりし岡田茉莉子の破壊力💕
もう、点数なんてつけてられないほどの激キュート🧡🧡🧡


母子家庭んとこの娘を嫁にやるために、死んだ旦那の悪友たちがお節介にも結婚話をすすめていくという、ただそれだけのお話なんだけど観ちゃうんだよなぁーー(๑˃̵ᴗ˂̵)
なんでしょうね?
小津の魔法使いにかかれば、そんななんでもない日常がキラキラ✨しちゃうのかな🙄??


まあ、そんな中でも岡田マリリンの圧倒的な存在感には度肝を抜かれますわ💕
最終的に、全部持っていっちゃうくらいの勢い💦
オヤジーズにけちょんけちょん言ったあと実家の寿司屋に連れていき、平山に散財させるしっかり者でもあるのです😜💕


はっ!原節子に触れてなかった💦
じょ、上品な女優さんですよね😅
娘を嫁に出す母親の淋しさを、うまく演じられておりました。

ただ、ごめんなさい🙇‍♂️💦
やっぱりお顔が得意ではありません。
北陽のあぶちゃんにしか見えない(笑)

あっ!司葉子にも触れてなかった💦
綺麗な方でした。そりゃあ、オヤジーズがお節介したくもなりますて!!…そ、そんだけ?


でもなー、やっぱり岡田マリリン優勝🧡
なんの大会🤣??(笑)


キャストの中に岩下志麻姐さんの名前もあったのに、どこに出てたのかわからずじまい💦
あとで調べたら、会社のシーンの受付嬢…いわゆるドアガールでした💕


…わかるかーーーーー(≧∇≦)‼️




古き良き日本映画であることは間違いない小津安二郎作品✨
なんやかんや言うてますけど、ボクは大好きです🧡


なにが「秋日和」なんかわからんけど、秋だったんでしょうね🤔🍁
jun

junの感想・評価

3.9
親は子を想い、子もまた親を想う関係性

これぞ、まさに、相思相愛

神々しい司葉子様と岡田茉莉子様の親友関係も好き
よし

よしの感想・評価

4.0
母と娘、そして永遠の娘役・原節子が母親役に。と、結婚をめぐるプロット自体は小津監督の他作品にも通ずるものでありながら、形作る要素には特筆に値するであろう本作ならではの部分も。"平和な家庭をかき回す"おじさまたちが周りで盛り立てる。にしても小津監督のカラー作品はものすごく美しい、深いドラマに加えてその点でも見る価値が、何度も鑑賞される意味がある。時を超える魅力と不変的葛藤。

まだ怒ってんの?怒ってろ怒ってろ、ふーんだ、いぃーだ
コロナのタイミングで、何故か突然来た1960年前後の昭和ブーム。若い時にはあんまり見てられなかった、昔の映画だったけど、デジタルリマスターで、音声も聞き取れるようになったのは、大きいのかもしれない。小津調の集大成的な感じでもあり、母娘の話になぜか心揺さぶられてしまう自分には最後のシーン、原節子さんの演技も良かった。
60年もの前の生活や、当時のおじさんの会話。歳をとるとひじきみたいな食べ物が好きになるねぇ、的な話は当時の人達もしていたんだなぁなんて感心。そもそもきっかけは、上野の小津安二郎が行きつけだったという豚カツ屋が会話に出てくるということで見たのでした。
様々なお店での食事シーンのカットも非常に良かった!
SUNEO

SUNEOの感想・評価

3.8
数年ぶりに小津監督の映画を観たのだけど、カラーになってからの小津様の美術、小道具、衣裳センスに観てて涙出てきそうになる、、。くらいの好き。
司葉子も原節子も上品で美しいんですけどもね、父親ほどの歳の男性たちを〝くん〟
付け、あんた呼ばわり、そして説教する、土足で人の領域にズカズカ入る岡田茉莉子がほんとーーーに可愛いんです。。。
茉莉子さんの最後の花冠なんですか、惚れてまうやろ!!!!
久しぶりに見て気づいたけど、当時の岡田茉莉子さんの小松菜奈ちゃんに似てません?

そして、ドア開けるだけのチョイ役の女の子めちゃくちゃ美人だわ〜と思っていたら岩下志麻さんだったんですね!この作品で売れて行ったのか、知らなかった。
岡田茉莉子の気風がよくてかっこよかった…そして秋子を気にかける優しさ。
小津安二郎作品に出てくる岡田茉莉子はいつも本当にいいキャラクターが多い。
そしていつものおじ様3人衆…時代なんでしゃーないがお前ら…って感じでした笑
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