(観てから時間が経ってしまった...)
くだらんおじさんたちの会話、若い女性のパキッとした言動、柔らかくあたたかく見守る母。
相変わらずの小津ワールドをたっぷり味わえて大満足。構図も全部美しくって。…
最終的には、親から独り立ちする子といういつもの展開なのだが、その過程で受ける印象は軽やか。
それは、気の置けない男三人を主軸にした構成と、コミカルで物怖じしない百合子という名物キャラクターによるだろ…
やっぱり俺は、情けない男たちが大好きなんだよな
葬に始まり、婚に終わる
「私たちの友情ってものが結婚までのつなぎだったら、とっても寂しいじゃない?」という言葉へのアンサーが、悪友三人衆の腐れ縁って…
法事を兼ねてしばらく帰省していたので、久しぶりのレビューです。
なんとも昭和な雰囲気が故郷のようで心地良い作品でした。
スピッツの歌みたいに、タイトルの意味がよく分からない小津映画。
今回はカラー…
良い
無責任でゲスくてテキトーな男たちと崇高で純潔で自立する女たちの対比が良い。
「晩春」のラストでうなだれる父親と今作での、寂しくありつつも微笑んで前を向く母親も対になる。
あのおじさん三人…
小津安二郎節というかやっぱりさすがの画力 襖など"壁"を使った画の中のレイヤー構造の妙 画面という物理的な障壁に加う形で層をなすその画は鑑賞者と作品の境界を強調するようにも曖昧にさせるようにも働いて…
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