こーたろー

県庁の星のこーたろーのレビュー・感想・評価

県庁の星(2006年製作の映画)
4.6
官僚や地方公共団体の職員と社会で働く大多数の民間人。
公的機関と私的企業。

両者の違いがよくわかる作品だった。


古いものを新しくするのが「改革」というなら、新しいものは拒まれて当然だ。

政治は「市民の 市民による 市民のための」ものであるので、改革は難しい。
所々のシーンでそんなことを感じた。


一方、ヒューマンな要素もあった。
主人公のエリートぶりは半端じゃなく、だからこそ欠点がある。そこを補えた主人公はかなり強かったし頼もしかった。

人は誰しも他の人にはなれない。自分のよさは誇り、曲げない。それを支えてくれる仲間を大事にする。更に自分にない要素を付け足せればもっとすごくなるのだろう。

主人公は、エリートゆえに多くの人に合わないという特徴があった。
自分はエリートではないが、台本にない生き方に誇りをもって、補いたいところを補えたらかっこよく生きれると思った。



そういう成長する姿を見て心が温まった。
こーたろー

こーたろー