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アポロ13のERIのレビュー・感想・評価

アポロ13(1995年製作の映画)
4.1
わたしはことごとく名作を観れてない。1995年に公開された「アポロ13」も今回が初見です。なんだろトム・ハンクスの安心感。

1967年1月にケネディ大統領時代、アメリカはソ連に対抗しながら月を目指していた。1969年アポロ11号でアームストロングが人類で初めて月に着陸した。2時間30分に渡っての月面での探索だった。

本作はその翌年1970年の実際にあった物語。

発射2日前、チームの一人だったケンが血液検査で風疹の疑いをかけられてしまった。彼を外すか、チームが降りるかを迫られたトム・ハンクス演じるラヴェル船長のジムは、ケンを外して予備チームのケヴィン・ベーコン演じるジャックを入れることに決めた。

チームワークがモノを言う宇宙飛行での直前のメンバーチェンジは万全とは言えない状況だった。

発射後、5基あるエンジンのうち4基は正常だったが1基はエンジン停止をしていた。2日後、トラブルが発生。電線が短絡し火花が散ったことにやり酸素が漏れていることに気づく。それによって電力と水不足が引き起こっていた。司令船のオデッセイからLEMに操縦機能を写して、最小の電力で窮地を乗り切ろうとしていた。

地球でも彼らをなんとか生還させようと専門家たちは知恵を絞っていた。再突入の時どれだけ電力が残っているか。1アンペアでも電力を節約して地球へ戻るまでの時間をなんとか持たせる。そして、このチームから外れることになったケンが地球での模擬テストの操縦士として呼び戻されていた。(ここでもう号泣)ケン〜〜〜!

寒さに凍えながらも、彼らは地球に戻ることに集中し一つ一つの困難を知恵と経験で乗り切っていく。

ジムの過去のインタビューが流れて「これまでもうダメだと思ったことは?」という質問に対する回答が素晴らしくてどんなこんなにも前向きにその時の状況を適切に判断して、ネガティブに思うことを好転して考える強さに感動してしまう。あ〜この人は大丈夫って映画の中で思わされてしまったり。

物事話を解決していくことは具体の積み重ねなんだと思うことに本当に感動して。どうやったら?って言う思考の奥に新しいヒントがあってアイデアがあって答えがある。ケンが司令塔に乗り込んでいく時、めっちゃかっこいい!ケンがジムに交信するときのチーム感がたまらない。

再突入から沈黙の4分間は、帰って来るってわかっててもドキドキして、オデッセイからの応答に静かに泣く。よかった。本当に、よかった。
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