悪魔のいけにえの卜部琢士のレビュー・感想・評価

いまみると意外にゴア描写を直接は映しておらず、人体破壊シーンを観るというより、イカれた殺人鬼を怖がる映画になっている。のちのスラッシャー映画そのものというより、その起源と言われる所以か。

あと改めて観るとレザーフェイスが巨体にも関わらずよく走る。その辺りがジェイソンやマイケル・マイヤーズのノシノシ迫ってくる感じとは違って、チェーンソー片手に意外なほど俊敏に追いかけてくる様はドーン・オブ・ザ・デッドの走るゾンビにも近いメリハリがある。