あでゆ

悪魔のいけにえのあでゆのレビュー・感想・評価

悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)
3.6
墓荒らしが頻発しているテキサス州に、5人の男女が帰郷がてら墓の無事を確かめるために訪れた。一行はその道中で一人のヒッチハイカーを拾うが、ナイフで自傷行為に及び、切りかかるなどの異常な行動を起こす。その後、一行はガソリンを分けてもらうために近隣の家を訪れるが、そこには殺人鬼・レザーフェイスが住んでおり、一人また一人とレザーフェイスにより殺されていく。

言わずと知れた『Dead by Daylight』の元ネタ。いや、これを参考にしている作品など挙げだしたらキリがないか。
「40周年記念版」がPrimeビデオから配信終了の予定だったので視聴したけど、そんなに覚えているわけではないので何が違うかはよくわからなかった。ディレクターズカットとかそんなとこだろう。

原題の割にグロ描写がほとんどなく、造形や雰囲気、演出のみで不快感を与える作りには驚かざるを得ない。特撮やVFXなどで怖がらせるわけでもないので、今見ても視聴に耐えるというのが本作が名作と言われる所以だろう。
レザーフェイスに関してはマスクもそうだけど、チェーンソーの似合う大男を選んだ時点で造形には大成功しているし、やっぱりでかい男に追いかけられたら怖いっていうのは単純だけど効果的なんだよな。

それに序盤に合わられる兄弟に関しても顔だけでこいつやべえと思わせるのとかもなかなか真似できないところではある。次男なんかはなにがしたいのかよくわからないけど、ただただ気持ちが悪い。なにがしたいのかよくわからないから気持ち悪さがより際立つ。しかし歯並びが悪さが不気味さに直結するとは。

チェーンソーの音とBGMがとてもマッチしていて、緊張感のあるベースBGMと機械的に不気味な音がハーモニーを奏でるチェイスシーンも流石の一言。
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