黒萱

1999年の夏休みの黒萱のレビュー・感想・評価

1999年の夏休み(1988年製作の映画)
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TSUTAYAレンタルにて鑑賞。
ピアノの調べが美しく、光と余白に溢れた空気感がとても好きな作品だった。
短い夏と、一瞬の少年時代。誰も居ない校舎を生徒達が駆けていく声だけがする演出も、寂しさと妖しさ、時が止まった感覚がして引き込まれた。
高山みなみや佐々木望といった声優の吹替も透明感があり良かった。
人は他人も自分も傷つける事、間違う事もあるけど…大きな苦しみもあるけれど、何度も生まれ変わりながら、周りと支え合いながら生きていくんだと。痛いけれど、受け止めたい時が描かれていたと思った。
デミアンからの引用も素敵。
※鑑賞から日が経つためスコア未入力
黒萱

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