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ギルダのkyonのレビュー・感想・評価

ギルダ(1946年製作の映画)
3.5
リタ・ヘイワースのセクシーな一筋縄じゃいかない女、ギルダにやられるーっ!!

元恋人のギルダとの関係をバリンにばれないようにジョニーが隠すときの照明がバリンだけ当てられず黒に染まるところ!怖いーって言いながらも良かった笑

ギルダにはハイキーの嵐!!
これも照明使いの作品だなあ。
衣装もカラーだと赤とか多いけど、白黒だと素材感が際立つからさ、あのぎらぎらのガウンとか画面の美しさにプラスになっていると思うんだよね。

でも元祖悪女とか呼ばれるギルダだけど、女の哀しみが溢れてて、最後のギルダのショーは哀しみの中にある女の生きる様がまざまざとあって切なくなった。所有される「女」が美しさを武器に生き残ろうとする感じ。
あとこれも40年代の作品だからキスも大胆には描かれずバックから撮っていたり…。

だからギルダのそれまでの哀しみに対するラストがちょっと簡潔だった印象も。
ハリウッドの結末だなと思うけど、もうちょい!笑
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