『CUBE』のヴィンチェンゾ・ナタリ監督の2作目。アメリカでもDVDスルーになっていてあまり知られていないが普通に面白い。やりすぎな程二転三転する展開は、勢いで乗り切ってる感もあるがそれがいい。本作の主人公のように観客も情報が錯綜していく。
やっぱり2000年代のインターネット社会に移行していく過渡期の時代特有のフィジカルな表現が好きすぎる。終始ビジュアルとトーンが刺さった。ルーシー・リューの余りにも既視感のある赤髪謎女性キャラクターも陳腐だがそれがいい。それだけでいい。サブリミナル洗脳シーンとか特にサイバーパンク好きならたまらないと思う。