ろくさんの映画レビュー・感想・評価

ろく

ろく

デコトラギャル・麻里(2012年製作の映画)

3.7

城定のデコトラシリーズはこれでほぼ視聴済み。なんだかんだで嫌いじゃないんだ。

今作でもそうなんだけど、「映画」しているのが嬉しいじゃないか。昨今の「バカでもわかる映画」、すなわちべらべらと自分の気持
>>続きを読む

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.2

映画とは「一方的に時間を奪いとられるもの」だと思っている。

だからだろうか。今話題だけど、早送りで映画を見るという行為が嫌いだ。いやそれは僕の感覚なんだけどね。映画は2時間なら2時間、1時間半なら1
>>続きを読む

ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

5.0

久々に観たけど好きすぎるが止まらないのよ。だって最初に買ったVHSのビデオってこの作品だったし(当時はワーナーで出していたのかな。灰色のパッケージだった)。VHSのテープもいつのまにか延びてダルダルに>>続きを読む

神は見返りを求める(2022年製作の映画)

4.5

まず人形を燃やすシーンのお寺が自分の家の真裏のお寺であることに吃驚。なんだよ、ロケやったって聞いてないよ~。

それはさておき。

いや、これは痛い。というのも自分が最近「若い人たち」に思っていたこと
>>続きを読む

劇場版 おいしい給食 Final Battle(2020年製作の映画)

2.5

ドラマは好きなのよ。コメディとしてもなかなかいいし、市原は笑わせるし。

でもなぁ、なんで「コメディ」から「シリアス」に動いた?あの普段いかついヤンキーが猫助けたら「いやだ優しい」ってなるけど、もとも
>>続きを読む

怨歌情死考 傷だらけの花弁(1973年製作の映画)

3.1

冒頭、夜汽車のシークエンスを見たときは「これは隠れた大傑作ではないか」と心躍ったけど、最初が一番の見せ場だった。すまん。でも唐突メロドラマで面白すぎるのよ~。別な意味でだよ。

村の男に強姦された節子
>>続きを読む

世界中がアイ・ラヴ・ユー(1996年製作の映画)

2.7

正直駄作だと思う。ウディ・アレンがこの映画で何を伝えたかったかはあまり響いてこなかった。

いや映画なんで「伝えなくても」いいじゃんって意見もあるだろう。たしかに。だったらそれは楽しくて楽しくて何もか
>>続きを読む

こっぴどい猫(2012年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

今泉監督は好きで結構多く見ているけど、これは大傑作でないかいというくらい最後のシチュエーションに嬉しくなってしまった。モト冬樹、全部持ってくるじゃん。

まあこのころの今泉作品って商業主義というより自
>>続きを読む

星くず兄弟の伝説(1985年製作の映画)

3.5

こんな映画に金だして撮らせることが出来るという「バブル」という時代の天真爛漫さね。

いや皮肉を言っているのではないの。逆で映画というものがある種の「階級者」たちのためのものであるってこれほど思わせる
>>続きを読む

地獄の花園(2021年製作の映画)

3.7

志穂美悦子の「女必殺拳」現代版と思えばそれほど悪くない。翻って思い出せば志穂美の作品も中身ガバガバじゃねえか。

OLが実はヤンキーであり喧嘩ばかりしているという設定も好きなのよ。特に菜々緒のあれはな
>>続きを読む

赤線玉の井 ぬけられます(1974年製作の映画)

4.3

以前、実際に玉ノ井を歩いてみてあまりの「迷宮さ」加減に驚いたのを覚えている。真っ直ぐな道がないのよ。あれ、これどこに行くの、ああここかぁって感じ。道も狭く車は全く入れないような感じなの。だから「ぬけら>>続きを読む

ラブホテル(1985年製作の映画)

4.5

もう、最後のシーン見ただけでこの映画を全部赦そうって思ってしまう自分がいるの。いやそれまでは不満たらたらなのよ。相変わらず演者はもぐもぐ言っていて何言っているかわからないし、最初何やっているかわからな>>続きを読む

オルフェ(1950年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

名画をポンコツ風に語ろうシリーズ。

まずいきなり人が死ぬ。若者なんだけどどう見ても死んでいるように見えず、「ああ死んでいるのか」。そしてその若者をいい女が「連れて行くのよ!」なぜそんなことを言われる
>>続きを読む

桃尻娘 プロポーズ大作戦(1980年製作の映画)

2.8

シリーズ最終作。武田かほりともお別れ。メンヘラ亜湖ともお別れ。今回は日活レーベルでありながらロマンポルノではなく一般作として作られている。見る方にしてみれば大差ないのだけど。

三部作ラストはどうも僕
>>続きを読む

桃尻娘 ラブアタック(1979年製作の映画)

4.5

僕は前作より好き。

相変わらず素っ頓狂娘亜湖が妊娠してしまったため中絶費用を稼ぐためにキャバレーに勤務する竹田かおり。まあこのキャバレーのシーンがいいのよ。二人は「お金稼ぐって大変!」みたいな感じで
>>続きを読む

桃尻娘 ピンク・ヒップ・ガール(1978年製作の映画)

3.7

とんでもないバカ娘、亜湖のことを必死になって竹田かおりが思ってあげるのにバカ娘はあっけらかんとしているその対比がなんともいいじゃないか。メンヘラって言葉では片づけていけないんだろうけど、もうまさにそれ>>続きを読む

美加マドカ 指を濡らす女(1984年製作の映画)

3.0

神代ロマンポルノ最後の作品なれど、僕の中ではそこまでではない。神代ならではの「情念」も「諧謔」も少ない気がする。面白くないわけではないんだけど積極評価はできないかな。

主役の美加マドカは本職もストリ
>>続きを読む

オールド(2021年製作の映画)

2.7

右脳で考えたのでなく左脳で考えたホラー。

っていうか妙な説明いらないからと思ってしまい、最後の陳腐な顛末にCABINやハントと同じ既視感を感じてしまう。こんなの喜ぶの中2だけですぜ(あ、でも自分は中
>>続きを読む

教育と愛国(2022年製作の映画)

4.0

何が凄いって「愛国」を掲げている人って本当に「愛国」じゃないといけないと思っていることなんじゃないの。

じゃなければ説明できないじゃん。だって教科書の文言だって「パン屋」だと愛国でなくて「和菓子屋」
>>続きを読む

友情にSOS(2022年製作の映画)

3.5

町山さんの「たまむすび」を聴いて、見たくなり視聴。うーん、今の時代の映画ですよね。差別ってなんなのか。差別はいけないって言葉では言うけど実際はどうなのって感じをコメディとして、さらには最後は上手にまと>>続きを読む

香港発活劇エクスプレス 大福星(1985年製作の映画)

2.5

フォロワーさんがスパルタンXを見ていたので「三馬鹿映画何があったっけ」とU-NEXTを探したらこれが。うわ、懐かしい。でも全く覚えてないよ、と早速視聴。そして肩を落とすハメになる……

主演はジャッキ
>>続きを読む

最後の日々 生存者が語るホロコースト(1998年製作の映画)

4.0

彼岸ではなく此岸として見るべき映画だろう。

いや、このようなドキュメンタリーがあることを知らなかったのを後悔。ホロコーストから逃げ延びたユダヤ人の「被害者」がナチスのことについて語る映画。映画の多く
>>続きを読む

ニッポン無責任時代(1962年製作の映画)

3.5

これ観ているとこのころの日本ってほんと未来に夢も希望もあったんだなぁと思い羨ましくなってしまった。だって今の日本なんてごにょごにょ。

そして題名こそ「無責任」なんだけど全然無責任じゃないじゃーん。し
>>続きを読む

凪待ち(2019年製作の映画)

2.6

どうも白石監督は頭で考えた「屑」や「サイコパス」が多すぎなんだよ。

ほらいるじゃん。中2で俺は本当にヤバい奴だから近寄らないほうがいいって言ってナイフ見せびらかして学校では女の先生の時は大騒ぎするん
>>続きを読む

インテリア(1978年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

「家族なんだから」と言われることを疎ましく思っていたことはよくある(いや今でも疎ましいときがあるんだけどそれは少しだけ脱却できた。いや、諦めたのか)。

親とどう対応していいかわからなくなったのはいつ
>>続きを読む

タイム・アバンチュール 絶頂5秒前(1986年製作の映画)

3.0

自慰行為のエクスタシーでタイムスリップをするというゼメキスが聞いたら「その手があったか!」と膝を打つ作品(打たねーよ!)。

猫を使うとこなどところどころ面白いんだけど(ハインラインの「夏への扉」のオ
>>続きを読む

マンハッタン(1979年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「少しは人を信じなきゃダメ」

40過ぎたオッサンが17歳の女子に諭されるという森鴎外舞姫的な話。

いろんな見方が出来るからこの映画をガーシュウィンで語っても、モノクロで語ってもマンハッタン(ニュー
>>続きを読む

パンケーキを毒見する(2021年製作の映画)

3.8

いやコントコントコントでしかないでしょ。

安陪ー菅ラインで何がおかしいってバレバレのウソを平気でつくことなの。今までの政治家はそこを巧妙に隠していたのに(まあバレバレの人もいたけど)どうもこの二人は
>>続きを読む

シリーズ エロいい話 エスパー☆マミコ(2012年製作の映画)

3.5

題名だけ見ても藤子不二雄先生が発狂しそうなエロコメである。あ、でもA先生なら優しく見守ってくれるかも。

主役は狸顔AVのクイーンに輝く大槻ひびき。演技はポンコツだけどいいんだよ、そんなの。売れないピ
>>続きを読む

前科者(2022年製作の映画)

3.9

ドラマ版にすっかりはまりそのまま視聴。一気に見てしまった。

とにかく有村なのよ。まあたまに絶叫演出とか不満もあるけど有村架純がいいじゃないか。いつもぶすっとしているのに牛肉食べているときだけ幸せそう
>>続きを読む

復讐 THE REVENGE 消えない傷痕(1997年製作の映画)

4.2

哀川&黒沢ノワール。もうなんでこんな映画なのに好きなんだろう。

「蛇の道」や「蜘蛛の瞳」さらには「復讐~運命の訪問者」と展開はほぼ同じなの。何を考えているかわからない哀川がいつも中心にいていつのまに
>>続きを読む

犬王(2021年製作の映画)

3.5

山口昌男が「文化と両義性」で語ったことはこのことである。曰く、「文化は中心でなく周縁から生じる」曰く「文化の担い手は権力者から生ぜず権力者を脅かす」曰く「文化の担い手はなんらかの欠損者から生じる」。い>>続きを読む

シニアイヤー(2022年製作の映画)

3.8

主役のレベル・ウイルソンがどう見ても森三中の黒沢にしか見えないので黒沢ファンの自分としてはどうにも甘くなってしまう作品。

まあ、「アルマゲドン」が20年も前の作品だったことに、「なんだと!」ですよ。
>>続きを読む

最初に父が殺された(2017年製作の映画)

3.4

教員をやっていながらクメール・ルージュのことをしっかり知らないといけないと思ったのはほんとここ10年だった。これは大きく反省。

世界ならナチスを皮切りにソ連の大粛清、さらには中国の文化大革命、アメリ
>>続きを読む

SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)

3.5

観ていて「ありえない」と思いながらもどこかで「やはりな」とも思ったのが感想。それはチェコだからじゃなくて世の中に多くいる男性を見てきた僕の経験でもある。

だって女性が性的なことをにおわせるとこれ幸い
>>続きを読む

決戦は日曜日(2022年製作の映画)

3.7

どっちがおかしいの。

落語に一眼国という話がある。一つ目に国があるので観光にいったら捕まってしまい、その国で「二つ目」の人間だということで見世物にされてしまったという話だ。

この映画もそう。最初は
>>続きを読む

>|