ろくさんの映画レビュー・感想・評価

ろく

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17歳は止まらない(2023年製作の映画)

3.6

音楽もだっさださ、ストーリーもべったべたなのになぜか見れてしまう不思議な映画。観ているときは「これは令和の映画でなく昭和のドラマだろ」って突っ込んでしまったけど、考えたらもう僕は令和的な「なんでも深く>>続きを読む

甘いお酒でうがい(2019年製作の映画)

3.3

僕らの世界は断片(フラグメンツ)があるだけかもしれない。

一見繋がっているように見えて実際はただ「断片」が集合しているだけなんだ。その場、その場があるだけ。僕らの世界はその断片が集合して「繋がってい
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百日紅 Miss HOKUSAI(2014年製作の映画)

2.7

うーん、僕が杉浦日向子の大ファンだからもあるからだろうけど、どうも納得しないんですよ。

そもそも杉浦の漫画ってのは「余白」にあると思っている。大きな余白はそのまま考える余白も増やしてくれる。僕は余白
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レディ加賀(2023年製作の映画)

3.5

映画ばかり見ている人間に何が出来るんだって感じだけど売上の一部が義捐金になるらしいのでそれならって鑑賞。

一度だけ石川に行ったことがある。当時珍スポめぐりに嵌っていて加賀大仏とハニベ岩窟院がどうして
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

こんなの嫌いにならないに決まっているじゃん。もう展開から結末までだーいすき!

まず観ていて思ったのは手塚治虫のメルモちゃんね。あれは手塚の屈折した性癖が出ているけど、本作品はヨルゴス・ランティモスの
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こはく(2019年製作の映画)

2.3

芸人だって主役を張るぜシリーズ⑤(final)

服を着ているアキラ100%を初めてみた気がする。

まあ演技はそれほどよくなく心も感動することもなく、最後は苦笑しか出ず、最後には何見せられているんだ
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うた魂(たま)♪(2008年製作の映画)

3.7

芸人だって主役を張るぜシリーズ④

イイハナシだなー。

というわけで今回はガレッジセールゴリが夏帆とともに主役を張る映画。意外とコメディだけどゴリはそんなに面白いことはしていない。感動させる役。むし
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サクらんぼの恋(2018年製作の映画)

4.0

芸人だって主役を張るぜウィーク③

宮川いってQ大輔である。

ストーリーべったべたなんでどうかなと思っているけどとにかく桜井ユキのかわいさに負けた一作。いや好きですよ。

話はもてない童貞(だからさ
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純喫茶磯辺(2008年製作の映画)

3.8

芸人だって主役を張るぜウィーク②

宮迫です!

今ではすっかり元芸人であり、焼肉屋のオーナ―でしかない宮迫だけど、演技はなかなかいいものを持っている。これは持論だけど芸人さんはたいてい「自分に実は自
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ノーマーク爆牌党(2018年製作の映画)

3.5

芸人だって主役を張るぜウィーク①

今回は芸人主役の映画観ましたシリーズです。芸人さんだってシリアスやります、演技はります。まずは珍しいノンスタイル石田から。

うーん、全体的にナルシストな役なんでこ
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縄文にハマる人々(2018年製作の映画)

3.5

わからないから楽しい。でも危険だ。

実は山内丸山遺跡を観に青森に行ったことがある。行ってまずあまりの物見胡坐の大きさに吃驚した。そしてこの時代が現在よりもずっとずっと長いことにいろいろと考えたものだ
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イノセンツ(2021年製作の映画)

3.9

小学生のころ、友人のI君が苦手だった。

I君はすぐ動物をいじめる少年だった。トンボの首にひもをつけて飛ばし、そのままひもを思いっきり引っ張ってみたり(当然トンボはその勢いで首だけ切れることになる)、
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

原作はほぼ読んでますし、水道橋のゴールデン・カムイ展まで行ったんですけど……中途半端かなぁ。

いやアシリパの山田杏奈や白石の矢本悠馬、尾形の眞栄田なんかは良かったんだけど、なんせ主役の山崎賢人が……
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RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)

3.8

前半はサスペンスホラーのよくある感じなんでそれほど心動かされなかったけど、最後近くにとんでもない大ドンデンを持ってくるんでそれだけでもアゲ。

観てない人もいるだろうからそれほど言えないけど、「観客の
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東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

3.0

奇蹟も魔法もあるんやで(©まどかマギカ)

クリスマスの奇蹟がテーマだから「まさかこんな」ってのが多すぎてもいいんだけど少々多すぎ漣な感じがしていまいち乗り切れなかった。すまない。えー、えーの連続を楽
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嗚呼!おんなたち 猥歌(1981年製作の映画)

4.5

シュキナベイビナァ⑤(LAST!)

結局内田裕也とはなんだったんだろうか問題である。

「内田裕也恰好いい!」というセリフもたまに聞くけどほんとうだろうか。いつも高い声でシュキナベイベーと訳わからな
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十階のモスキート(1983年製作の映画)

4.0

シュキナベイビナァ④

内田裕也は屑ばかりやればいいんだよ。

此れと「コミック雑誌なんかいらない」、それに「水のないプール」を合わせて勝手に「ユーヤ三部作」だと思っている(「魚からダイオキシン」はど
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総長を護れ(2010年製作の映画)

2.6

シュキナベイビナァ③

後期高齢者内田裕也。

まあ中身はvシネ思ったこと言ってしまう作品なんでポンコツです。もうこれ以上ないくらいポンコツです。でもわれらがユーヤが出ているんですから観ないでかですよ
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水のないプール(1982年製作の映画)

3.3

シュキナベイビナァ②

若松孝二おなじみの「犯罪者にも五分の魂」なれど、もう中盤の内田裕也の目線が怖くてヘンタイでたまらないの。

①風呂あがりの自分の娘の裸をこれ以上ないくらい凝視する内田裕也。
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コミック雑誌なんかいらない!(1986年製作の映画)

4.2

シュキナベイビナァ①

内田裕也アゲウィーク。北野武の暴力性に惹かれる方も多いと思うけど、その嚆矢は内田裕也だと思っている。眼が笑ってないんだよ。いつも虚空を見つめているようで。そしてあの甲高い声がま
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Gメン(2023年製作の映画)

4.0

あああ、「BE BOP」じゃないですか。「湘爆」でないですか。「多古西」じゃないですか。「ルーキーズ」でないですか。こんなバカ映画嫌いでないですよ。

もともと作者の小沢としおと言えばヤンキー書かせた
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笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

2.7

いまいち乗れず。

笑いの映画は嫌いではないんだ。「笑う招き猫」なんか大好きだし(なぜこの映画を配信してくれないんだ。また見たいのに)、「浅草キッド」も世間の文句もなんのそので好き。ドラマだと「タイガ
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アメリ(2001年製作の映画)

4.5

職業柄「作文」を書かすことがある(正直インプットもしてないのに「嫌嫌」アウトプットをさせるのにはうんざりなのだが)。

で題材が無題になればなるほど、文化祭や体育祭、修学旅行、部活の大会のオンパレード
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VORTEX ヴォルテックス(2021年製作の映画)

4.8

50過ぎてから「死ぬ」ってことをリアルに考えるようになってしまった。

たまに心臓あたりが痛かったり(筋肉痛)、頭が痛かったりすると心配でしょうがない。先日も頭に違和感ありさらに指先が痺れていたので脳
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.8

チャイルドプレイの焼き直しじゃねえというツッコミもあるだろうけど意外と好き。ホラーはこれくらいがちょうどいいの。

ミーガンのあの予告で描かれる踊りが見たくてつい観てしまったけどまあそれ以上のものでな
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枯れ葉(2023年製作の映画)

4.5

新年一作目の映画館はこれでした。いやこれが最初の映画館体験で良かった。もう見終わったあと嬉しくて嬉しくてにっこにこで帰りましたよ(相変わらず嬉しい映画では一駅分歩いてしまう)。

またそこそこ年齢層が
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丹下左膳餘話 百萬兩の壺(1935年製作の映画)

4.2

というわけで明けまして。

正月なんでウルトラハッピーな戦前日本映画を。

前回の「鴛鴦歌合戦」のさらに4年前。つまり1935年の作品なのよ。まだ2・26事件すら起きてないの。そんな日本映画はテンポの
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鴛鴦歌合戦(1939年製作の映画)

3.9

今年も終わりですね(そうですね)。

というわけで「歌合戦」です(紅白ではなくこっちを見る)。実は前から見よう見よう思ってまだ観てない作品だったんですけど、まず驚いたのは「しっかりミュージカル」じゃな
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わたしはわたし ~OL葉子の深夜残業~(2018年製作の映画)

2.8

城定的ジキルとハイド(あるいは5番目のサリー)。

城定らしいツイストが少なく少し不満なんだけど、要所要所は抑えてあるので安心しては見る事は出来る。

ジキルとハイドラインだけどいざこざはない。むしろ
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劇場版 SPY×FAMILY CODE: White(2023年製作の映画)

2.8

ある日の先生と生徒の会話。

「先生、12月22日は何の日か知ってますか?」
「いや、何かの記念日だっけ」
「ああ、もう、映画版SPY×FAMILYの封切りじゃないですか!そんなことも知らないなんて。
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サマーゴースト(2021年製作の映画)

3.2

乙一的な展開だなぁと思って見ていたけど、豈図らんや、やはり乙一原作でした。なるほどねえ。

話は死んだ女性と遭おうとする高校生三人組の話。三人とも「死のう」と思っている。はいはい、平成世代のセンシティ
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

4.0

いや~最初こそダルだったものの1時間過ぎたばかりから怒涛の連続。こんなん「犬神家」じゃん、「キャリー」じゃん、「湯殿山麓呪村」じゃん、「ルパンVS複製人間」じゃん。もうノックアウトされまくりですよ。>>続きを読む

NO選挙,NO LIFE(2023年製作の映画)

3.7

おなじみネツゲンの選挙ドキュメンタリー。失敗作はないよね(当然大島新もかかわっている)。今回は選挙ウォッチャーである畠山という男を追っかける(本も買いたくなってしまったよ)。

いや楽しかった(不謹慎
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禁じられた遊び(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

世に「脱ぎ損」という言葉がある。

あれだ、微小レベルで存在……それ微レ存。安全漫才……それみやぞん。本屋さんと雑貨屋さんの……それヴィレヴァン。

脱ぎ損である。

で今回ラスト近くでファーストサマ
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凍牌 〜裏レート麻雀闘牌録〜(2013年製作の映画)

3.8

映画で登録されているけど全6話のVシネシリーズ物。原作が大好きなんでどうしても評価甘くなる。普通の人は見る価値なしよ。

題1話
最初から乗れるか不安だったけど結構乗って楽しく見てしまった。「どうした
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ゴーストワールド(2001年製作の映画)

4.2

卒業してからもちょくちょく連絡をくれる生徒がいた。

その生徒とは映画や本のことで話があい、ついつい授業の終わりに長話することもあった。卒業してからも携帯には頻繁に「この映画はどうですか」「この本って
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